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第12章: 「最初の任務」
第12章: 「最初の任務」
カイルが俺の前に跪いている。
「ご命令を、ボス!」
目が本気だった。忠誠の色。
俺は玉座から立ち上がった。
王冠がキラリと光る。
「よし。最初の仕事だ」
「レオン...あの勇者を追え」
カイルが剣を抜いた。
「場所は?」
「システム、表示しろ」
[システム]
[勇者レオン現在位置: 北の森 Lv.18]
[推奨レベル: 15以上]
ふむ。カイルはLv.15。ギリギリいけるか。
「カイル。無理するなよ」
「ボスのためなら死ねます!」
「死ぬな。それが命令だ」
彼は笑った。初めての部下らしい笑顔だった。
「了解しました!」
カイルは窓から飛び出した。鎧の音が遠ざかる。
部屋に一人残った俺。
「システム。次の部下はどうやって増やす?」
『勢力を拡大してください。恐怖かカリスマか...選べ』
俺は王冠を触った。
ボスになるって...こういうことか。
――第12章 終わり――




