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発見
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天空宮殿、某所……
「ようやく来たか…。ああ、あの偉そうな猫をいよいよ追い詰めてやろう。
まったく宮殿中を引っ掻き傷だらけにして…。ああ、なんと傲慢な生き物だろう。
聞こえているんだろう?
この神の国中に広がる、愛しき隣人への鎮魂歌が」
大仰な手振りで、空を仰ぎ膝をつく姿。
誰に話しかけているのかはわからぬが、まるで大きな舞台で歌い上げる役者のように一言一句を丁寧に奏であげる。
「…わかっててやっているのか。なんと悼ましい。
…なんと愚かしいのだ…。だからこそ…私が…。ふ、ふふふ…」
腕を下げ、顔を軽くうつむかせる。
そして、軽く後方を覗き見るようにして、今度は明確に言葉を飛ばす。
「この大惨禍……誰の所業だと思っているのやら。おまえはきちりと『事実』を記録してくれよ…? 私が必ずや歴史に残る大偉業へと代えて見せるのだから…」
男の見据える先には、また別の人物が起立していた。
「……我が一族・・・精霊族の、誇りにかけて。全ての史実は、正しく記録に残しましょう」
「ふふふ……ふふふふふ……っ 」
その後しばらく、歪んだ歓声がこだましていた。




