ブックマーク100名様到達記念 『店長』SS 「千恵ちゃんの恋愛戦記」①
20160412公開
ブックマークして頂けた読者様が100名を超えた記念にサイドストーリー(SS)を公開します(^^)
本編とは違ってコミカルな作風を心掛けたので、趣味に合わない方が居られるかもしれません。その際は、読んだ事を忘れて本編のみをお楽しみ下さいませ m(_ _)m
それと、今後、ブックマーク50名様が増えるごとにSSを公開する予定です(^^)
改めて、ブックマークをして頂き、お礼申し上げます m(_ _)m
「千恵ちゃん、もしかして織田店長が好きなの?」
真顔で訊かれてしまった・・・
でも、ここで引いては日本に居た頃の私と同じになってしまう。
それだけは嫌だったので、堂々と答えた。
「そうですよ、それが何か?」
うん、堂々と答え過ぎた(^^;)
一瞬、唖然としたあずささんがプッと噴き出した。
「そのドヤ顔、やめてよ~ それに、胸を反らさなくてもいいのに~」
今は「疎開支援」の為に次の村に行く途中での野営中だった。
簡素な夕食も終わり、三々五々、就寝までの一時を各自が自由に過ごしている。
「はあ~、でも良かった。もし千恵ちゃんが私が狙っている人を好きになっていたらどうしようって、ずっと悩んでいたんだよね~」
「士長さんですね。まあ、確かにイイヒトではあります。ですが、我がてんちょーには一歩及びません」
「だから、何故にドヤ顔なの? え、今、なんて?」
「我がてんちょーには一歩及びません」
「いや、その前・・・・・」
「バレバレですよ?」
「うそ・・・」
あ、またやってしまった(^^;)
もし、日本に居た頃の鈴木千恵を知っている人が今の私を見たら、仰け反るだろう。
いや、反応に困るかもしれない。
あの頃の私は、薄皮さえも無い剥き出しの心が傷付くのが怖かった。
だから、他人の顔色を常に窺って、常にビクビクしていた。
だって、お母さん曰く、私は異常に他人の感情や本質を見抜くのが得意らしいから、笑顔の奥に在る本当の気持ちに傷付いていたのだ。
だが、あの薄暗い石造りの部屋で、死を覚悟した事で何かが吹っ切れた。
「まあ、男性では気付かないでしょうし、もしかすれば家族さえも気づかない程度のシグナルなのは確かです。という事で、士長さんも気付いていないと断言出来ますが」
「う~、時々千恵ちゃんが年下に思えない時が有る・・・」
ちょっと拗ねた顔が可愛いな、あずささん(^^)
そうそう、ここは協同戦線を張らねば。
「それはきっと、好きな相手の年齢に引きずられているのかもしれません。まあ、てんちょーは年齢を超えたカッコ良さが持ち味ですが」
「なんか、千恵ちゃん、怖い・・・ もしかしてあばたもえくぼ?」
「失敬な。てんちょー教を立ち上げてもいいとさえ考えている私に誤解が付け入る隙などどこにもありません。それはそうと、ここは1つ、協同戦線を張りませんか?」
「共同戦線?」
「そうです。1人で得られる敵の情報よりも2人で得る情報の方が多い事は歴史を紐解けば自明の理。ならば、お互いに情報を教え合う事によって、より効率的な攻略が可能となると、昔の偉人さんも名言集で言っていました」
あれ? あずささんの反応がおかしい? えーと、これって、またまたやってしまった?
「どこから突っ込んでいいのか分からない・・・・・」
こうして、私たちは急速に運命共同体とも言える程に仲が良くなって行った。
如何でしたでしょうか?
もし、こんなSSが読みたいという希望が有れば、可能なら書いてみます(ただし、ガルパンSSと違って、個人のオリジナル作品故に情報量が圧倒的に少ないのでリクエストし難い筈です。まあ、希望が有れば、という程度です)。




