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【悪役転生 レイズの過去を知る 】―俺だけが知る結末を…。―(現在物語を大幅にリライト中)  作者: くりょ
レイズはリヴェルを知る

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それぞれの道は大きく逸れていく

こうして、戦いはただ勝敗を刻むだけではなかった。

それぞれが失ったものはあまりにも大きく、重く、そしてその喪失は心の奥底に深い影を落とした。



---


ガイル


――失ったのは、ディアブロ。

長年の“敵”であり、戦友であり、ただの化物ではなかった存在。

ガイルはその不在を受け入れられず、怒りと孤独を背負いながら歩む。

その眼差しは王国でもアルバードでもなく、ただ虚無の中に燃え続ける憎悪だけが残っていた。



---


レイズ


――失ったのは、ヴィルとセバス。

彼にとって家族であり、支えであり、導きであった二人。

背中を追い、笑い合い、共に歩むことが当たり前だった存在。

その死を前に、レイズは「守る」という言葉の重さを痛感し、心に深い亀裂を抱えた。

それでも立ち止まれず、仲間を背負い進むしかなかった。



---


グレサス


――失ったのは、戦いの昂揚。

常に己を高めるために戦場を求めた男。

だが、怪物達との激闘で得たものは、勝利の歓喜ではなく、空虚な疲弊と虚しさ。

かつてのように純粋な「剣を交える喜び」はもはやなく、彼の胸を満たすのは苛立ちと疑念だけだった。



---


そして――。

それぞれが抱えた喪失は、確実に彼らを別の道へと逸らしていく。


ガイルは孤独に呑まれ、破壊の道へ。

レイズは悲しみを力へと変え、新たな決意を胸に。

グレサスは空虚を埋めるため、さらなる戦乱を求めて。


この歴史は、もはや誰にも止められない歯車を回し始めていた。

それぞれの“悪役”たちの道が、確実に大きく、そして取り返しのつかないほどに逸れていく――。



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たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
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