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【悪役転生 レイズの過去を知る 】―俺だけが知る結末を…。―(現在物語を大幅にリライト中)  作者: くりょ
レイズはリヴェルを知る

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そして失うものは



地に伏したディアブロの身体は、もはや修復がきかないほどに亀裂が走り、そこから魔力がゆっくりと漏れ出していた。

血ではなく、命そのものを垂れ流すように。


ガイルは膝をつき、必死にその身体を抱え上げる。

「……おい、立てよディアブロ!

てめぇがこんなとこで終わるなんて、冗談だろ!」


だがディアブロの口元は薄く笑ったまま、声は弱々しくかすれていた。

「……ガイル……おまえこそ、生きろ」


「黙れッ!」

ガイルは怒鳴り、何度も治癒の魔法を試みる。

どんな魔力も触れた途端にかき消されてしまう。

癒やしは届かない。


「ふざけんな……! てめぇがいたから俺は……俺達はここまで来れたんだ!

まだ、まだ一緒に戦うんだろうが!」


ディアブロはその言葉を聞き、かすかに笑みを浮かべる。

「……そうだな。

だが……俺は、おまえを導く役目を果たした……それで十分だ」


「……やめろ、やめろよ……らしくねぇ!...」

ガイルの眼から涙が溢れる。

それは怒りではなく、どうしようもない喪失への恐怖だった。


ディアブロは震える腕を伸ばし、ガイルの胸倉を掴む。

「……いいか。おまえは、俺の……最高の相棒だった」


「……ッ!」

その瞬間、ガイルは嗚咽を堪えきれず、叫ぶように声を荒げた。

「馬鹿野郎……!! てめぇも、最高の相棒に決まってんだろ!!」


ディアブロの手が力なく下がる。

瞳から光が消え、亀裂の中から最後の魔力が零れ落ちる。


「……あぁ……クソッ……!!」


ガイルは大地に顔を伏せ、声を殺して泣いた。

これほどまでに強大で、傲慢で、そして誰よりも誇り高かった魔の怪物が――

ただ一人の「友」として、その生涯を終えたのだ。





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たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
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