↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悪役転生 レイズの過去を知る 】―俺だけが知る結末を…。―(現在物語を大幅にリライト中)  作者: くりょ
レイズはリヴェルを知る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
205/362

ディアナの心



ディアナ・フォルセティア ― 内なる物語


私は王国騎士、ディアナ・フォルセティア。

王国の命により、今はアルバードに留まっている。

その役目は「王国の目」としての務め。

…いや、グレサスに言われたのは「人質」という形だった。


だが私はそれを屈辱とは思っていない。

人質だろうと、任務の一環だろうと、私は誇りある騎士。

王国のために立つ存在であることは変わらない。

むしろ私は、王国から信頼されてここにいる――そう信じている。


けれど、アルバードでの日々は私の想像を越えていた。

あの青年、レイズ。

彼は誰よりも無鉄砲で、誰よりも仲間を想う。

鍛錬で血を流しても、笑いながら未来を語る。

その姿を見て、気づけば心を奪われていた。


私は彼を観察し、王国に報告しなければならない立場だ。

なのに、彼の一言ひとことが私を縛っていく。


「仲間はずれになんかできないだろ」

ただの軽口。

けれどその一言が、私の胸を温かくした。


…私は、王国のためにここにいるはずなのに。

彼のために剣を振るいたい。

彼のために、命を懸けてでも守りたい。


矛盾している。

だが私には「信用」こそが守る力の根本だという信念がある。

そして、レイズ様はその「信用」を、無意識に私へと託してくれた。

それを裏切ることは――私自身の誇りを裏切ること。


だから私は王国の人間でありながら、

心の奥ではレイズ様を守ると誓ってしまった。


私はまだ知らない。

グレサスが私をここに置いた「本当の意図」を。

自分がレイズ様を揺らす存在として利用されていることなど――。


ただ純粋に、誇りをかけてレイズ様を守る。

それが私の「使命」だと信じている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。