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【悪役転生 レイズの過去を知る 】―俺だけが知る結末を…。―(現在物語を大幅にリライト中)  作者: くりょ
レイズはリヴェルを知る

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クリスの更なる誓い



女三人による激しい言い争いの最中――。

その光景を少し離れた場所で見守っていたクリスは、胸を熱くしていた。


「……なんとも、美しい光景だ。」

自分だけが特別だと思っていた忠誠心が、他の者たちにも同じように宿っている。

それは嫉妬ではなく、同志を見つけたような誇らしい気持ちだった。


そしてクリスは大きく息を吸い込み、声を高らかに響かせた。


「皆様!!!」


突然の大声に、その場の空気が凍りつく。全員が緊張した表情でクリスを見た。


「私こそが――レイズ様を守る唯一の僕であります!!」


誇らしげに胸を張り、木刀を掲げるようにして言い放つ。


「だからこそ!皆様は影から支えてください!

私が全力を尽くしてお側にいる限り、レイズ様に危害は一切ありえないと――ここに誓う!!!」


堂々たる宣言。

しかしその熱量に、レイズ以外の全員が一瞬ぽかんとする。

一瞬は同意の色を浮かべたように見えたが、すぐにまた先ほどの口論に戻ってしまった。


「ちょっと!私が一番近くで守るって言ってるでしょ!」

「それは私の誇りです!」

「いいえ、約束があります!」


――クリスの言葉は、なかったことのように時の流れに溶けていく。


クリスは誓いを立てた姿勢のまま、場に取り残されていた。

その肩をそっと叩き、レイズが微笑む。


「ああ、頼りにしてるよ。本当に。」


その一言に、クリスの頬を静かな涙が伝う。

それが感激の涙なのか、無視されたことへの痛みなのか――誰にもわからなかった。


それを見ていたリリアナは、柔らかく微笑む。

「ほんとに……みんないつまでたっても子供なんだから。」

その言葉は、長く彼らを見守ってきたメイド長の余裕と愛情から滲み出ていた。




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たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
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