↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悪役転生 レイズの過去を知る 】―俺だけが知る結末を…。―(現在物語を大幅にリライト中)  作者: くりょ
レイズはリヴェルを知る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
201/356

レイズがいなくなった魔族領では



場面は魔族領。

魔族の長――ヴェルビェイヌァイは、ダークエルフの集落を訪れていた。


「突然の訪問に受け入れを示すこと、感謝するぞ、ダークエルフの者らよ。」


その落ち着いた声に、ダークエルフたちは眉をひそめる。

「用件はなんだ!!」と鋭く問いただす者もいた。


ヴェルビェイヌァイは微笑を浮かべ、静かに告げる。

「我は人間と新たな盟約を結んだ。

それはレイズ・アルバードのみならず、アルバードの者が魔族の領土に足を踏み入れることを、我らが許すというものだ。」


その言葉に広間はざわめく。

しかし、次の瞬間、ざわめきを打ち消すように声があがった。


「言葉はどうあれ――レイズは我らの家族も同然だ!!!」

「そうだ!!我らは彼の純粋さを知っている!」


異論はなく、ダークエルフたちは次々に合意を示していく。


ヴェルビェイヌァイは目を細め、胸中で思う。

――この気難しい連中ですら、まるでレイズを中心に意志が集う。

一体、あやつはどれほどのことをしたのか。本人はその重さを理解しているのか?


そして、声を高める。

「よって我ら魔族は、レイズ・アルバードが困難に直面したとき、必ず力を貸すつもりだ。おまえたちはどうする?」


フェリルが一歩前へ出て、真剣な眼差しで告げる。

「私は……私だけでも必ず力を貸します...」


続いてレイも毅然と宣言する。

「レイズは私の大切な――孫。絶対に私が助ける.....」


その言葉に、集落は波のように揺れた。

「あたりまえだ!むしろおまえらの手など借りずとも、我らだけで十分だ!」

「純粋を尊ぶ我らは、純粋な者を守る!!」

「そうだ!!我らは純粋なる戦士だ!!なめるな!!」

そうして響く「純粋」コール


広間に響く熱狂を、ヴェルビェイヌァイは腹を抱えて笑い飛ばす。

「グハハハハ!.....意味はよくわからぬ!が……よかろう。ならば、その時は頼みにするぞ」


こうして、レイズの知らぬところで、魔族領の中でも強き者たちが次々と味方として加わっていく。

それを――レイズも、グレサスすらもまだ知らないのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。