突然現れた変態と眼鏡について。(魔王の娘視点)
私はゴミをあさっていた。なぜなら食べるものがないからだ。
そんな所に、変態がやって来た。あ、後ついでに眼鏡をかけた胡散臭いやつも。
そんな、変態がバカなことを言った。
「お前が、私の娘か?」
こいつはバカだろうか?出生も知らない少女が自分の父のことなんて、わかるわけもないのに。
バカと変態という最悪な二つの属性を持っているなんて可哀想に…
さっさと同情して、さっさと無視しよう。それがいい。
まるで、聞こえなかったかのように私はゴミをあさるのを再開した。
「ちょ、魔王さま怖そうな声で呼びかけないでくださいよ。もとが怖いのだから、なおさら怖がられますよ!娘がいると聞いて大はしゃぎしていたのに…」
後ろのメガネがうるさい。黙るかさっさと立ち去ってくれないだろうか?
「うるさい。黙れルース。」
涙声でバカと変態のハーフが言う。
こいつ、しっかりとダメージ受けてやがる。こんなくだらないことで?
もしや、こいつバカと変態だけじゃなくて、泣き虫まで心得ているのか?それは大の大人として、どうなんだ?
ゴミをあさっている私でも、そんなスリーコンボは絶望的だとわかるぞ。
本気で、大丈夫か…?
私は、あんな大人にはなりたくないな。
まぁ、私は天才だし、ちゃんと体も洗えば超絶美少女だから、そんなスリーコンボすることはないだろうけど。
「そんな目をしたって、怖くありませんよ〜。」
睨んだのか、スリーコンボ!
そうか、度胸だけはあるんだな。それは良かった!夢の四重奏にならなくて!
それにしても、眼鏡も煽るんだ…
多分、眼鏡その変態の部下だと思うんだけど…。まぁ、いっか。
「ゴッホん、先程言った通り君は私の娘だ。どうだ?一緒に来ないか?」
わざとらしく、咳払いをしたな?
こいつに付き合うのは絶対にめんどさい。無視をしよう。無視を。
後ろで鼻水すすっている音がする。ついに、泣き虫が泣きだすか。
「魔王さま、何固まっているんですか?新手のギャクですか?それなら、大成功ですねw」
おぉ〜よく煽るなこの眼鏡。ある意味、変態にフォローも出さずにすごいな。
すごく、いいコントだなこの変態と眼鏡。こいつらお笑いでもしたら売れるんじゃないか?
まぁ、他人の私が気にすることでもないか。
よし、ゴミもあさり終わったし帰るとするか。
「ねぇ、そこのおっさん邪魔なんだけど…。」
私が、喋った瞬間こいつ目が輝いたぞ。もしかしてマゾか?
くそ、変態と呼べば良かったか?配慮の仕方間違えたか?ごめん変態。一応心の中で謝っとく。
「ぶっっ!おっさんw」
眼鏡が吹き出した。良かった、眼鏡はマゾじゃなかった。一安心だ。
「ごめんね、邪魔だったよね。さぁ、パパと一緒に家に帰ろうか!」
この変態は、娘または、少女に罵られたい特殊タイプのマゾなのか?
それにパパって…きも。
「パパって…。」
さすがにそれはないと言おうかと思ったが、さすがに人の趣味に口を挟むほど私はバカではなく天才なのでやめておいた。
ちなみに本当にこの変態はマゾなのか?
ここまでこればめちゃくちゃ気になるんだけど。
「おっさん、新手の変態?(変態じゃないなら)どいてくれるならさっさとどいてくれない?もう行かなきゃいけないんだけど?」
最後に、この変態が本当に変態かどうかを聞いてから帰ろう。普通に気になるし。
あ、だけどこの変態うっすら目に涙が溜まっている。大の大人が泣くのか?
「いやw、魔王さまはw…変態ではw…なくて?w…w本当にあなたの父親wですよ…」
眼鏡がツボりながらフォローした!
初めてまともなフォローだ!ていうかこの眼鏡フォローできたんだ!
この眼鏡が言うには変態は変態ではないらしい…。ちょっと残念だ。
まぁ、疑問も解決?したみたいだし帰るとするか。
「もし、本当にこのおっさんが私の父であっても関係ないから。そこどいて。」
本当に、この人が私の父なわけないから、どうせなら否定して帰ろう。私って親切!
またしても変態が涙目だ……
「魔王さま泣かないでくださいねw…?」
眼鏡がフォローだした。
なんか泣いてほしいという願望が透けて見えるようだけど……
まぁ!私には関係ない!
「お前が、俺の娘だと言うことは分かっている。俺とついてこれば、一生金に困らないし、十分な衣食住も約束する。それでも俺についてこないのか?それと、俺は変態ではない。」
前半が気になりすぎて、後半の内容は頭から飛んだ!わざとでわない。
贅沢な…暮らし…。
私が憧れが強すぎたのか声に出ていたようだ。不安そうな目で変態と眼鏡が見つめている。
どうしようか…?
贅沢な暮らしはしてみたいけど、この変態は……。




