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死神リベンジ  作者: Spumante Rock


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第五十話  漆黒

デズニーランドの空に華やかな花火が上がる中、さっきとマサは舞浜の駅に向かった。

楽しい一日も残りわずか…

帰りの電車でマサが、

『さつきさん、また明日は仕事ですね…』

『そうだな…マサは仕事好きか?』

『楽しいっす。今は特に…、さつきさんにも会えるし最高の職場っすね!』

『マサは軽いんだよ…、』

さっきが笑うと、マサが…

『さつきさん…表情が柔らかくなりましたよね…』

『そうか?…、身体に馴染んだかな…』

さっきが言うと、

『良いと思います。』

…くだらない会話が、余りにも楽しく…マサはこの時間が続く事を願っていた。

地元の駅を降りて、

『さつきさん、家まで送って行きます。』

『大丈夫だぞ…明日仕事だし、マサも早く帰って寝な。』

『イヤっす、家まで送っていきます。』

『ホント律儀なヤツだな…』

二人はとぼとぼと歩きながら、

『さつきさんは、ゆずるの事どう思ってるんですか?…』

『便利な弟…かな?…あいつとは死ぬまで離れられないんだ。』

『羨ましいです。』

『そんなに、羨ましい関係でもないぞ。…』

『そうっすかね〜?…ん?、』

二人の前に数名の男、一ノ瀬剛だ。

【よう…久しぶりだな〜、この前は世話になったな…】

さっきとマサは、顔を見合わせて…

『誰っすか?コイツら…』

さっきは

『知らな〜い。…』

一ノ瀬が、

【知らないわけねーだろ!散々ボコりやがって…】

『さつきさん、ボコったんですか?』

さっきは首を横に振って

『私じゃな〜い。』

【テメーだろ!ふざけんな!!】

『俺?…』マサは当たり前に相手にしない。

『もういいよ、人違いだから、どっか行けよ!』

その時、後ろからマサのにぶつかる男。

『つ…、痛ってーな!…』

マサが手を当てると、手に血が付いた…

『テメーら…マジか…』

マサが膝をついた…、後ろに立つ男の手に血の付いたナイフ。

【男の方が強かった…もう動けないぞ…】

さっきはマサのキズ口を押さえてた。

『大丈夫かマサ…動けるか?』

『痛いっす…けど、…5人か…』

さっきはマサに肩を貸して、立ち上がらせようとした。

その時、一ノ瀬がさっきの髪の毛を掴んでマサから引き離した。

マサはその場に膝を付いた。

『さつきさん!…が…』

後ろから、マサに殴りかかる男…

マサが左肘で、顔面を強打!男が吹き飛んだ。

『クソ!…コイツは強えから、1人で行くな!』

一ノ瀬が慌てる。

さつきは、一ノ瀬剛に髪の毛を掴まれ動けないでいた。

『後は任せた。』一ノ瀬は、さっきを引きずり、車に乗せようとした。』

さつきは特に抵抗もしない…

その時、マサが

『さつきさんに、触るな!』

っと、一ノ瀬に向かっていく。2人のチンピラがマサに殴りかかる。

マサのパンチが一人、またもう一人を打ち抜いた時、肘打ちをくらって倒れた男が、

マサをナイフで背中を刺した。

マサはそのまま倒れる。

さっきが、足元にあった石を、

隣りに停車してあるBMWに向かって投げつけた。

車のサイドガラスが割れると同時に、

車の盗難防止サイレンが鳴り響く!

【クソが!】一ノ瀬はさつきの腹にパンチを打ち、倒れ込むさつきを車に乗せ、慌てて車を発車してにげた。

近くにいた、人達が集まってきた。

『オイ!人が倒れてるぞ!!凄い血が流れてる…誰か救急車!!救急車を呼んでくれ!』

遠くから、救急車のサイレンが鳴り響く、

アスファルトに広がる、マサの血が漆黒色に輝いていた。

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