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死神リベンジ  作者: Spumante Rock


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第二十七話  抗争

『ゆずる…こんなお店に入った事はねーだろ。』

「当たり前じゃないですか。僕は最近まで高校生だったんですから。」

『そうか…高校中退なんて、ゆずるはあんまり学がねーんだな…』

「そうゆーマサさんは、どうなんですか?」

『俺か?…俺は中学中退だ!すげーだろ。』

「はいはい…もうビックリです。それで…入ってどうするんですか?」

『決まってるだろ。お嬢を探すんだよ。』

「探して出てきたら、どうするんですか?…」

『そりゃあ〜…、まずいな…』

「ほら、考え無しに飛び込んだら、まどかさんの回し蹴りをくらいますよ…確実に…」

『だな…、ゆずる、お前よく気がついたな…ここはあれだ、外から様子を見て待とうぜ!』

「何言ってるんですか?…入りましょう。僕に任せてください。」

『なんだよ…偉そーに、入ってやろうじゃねーか、どうなっても知らねーからな。』

弓弦がドアを開けると、スーツを着た店員が、

『いらっしゃいませ。本日は誰をご指名ですか?』

と、店員は

壁に貼ってある、女の子の写真に目を向けた。

弓弦とマサは、沢山の女の子の写真から、

円らしき写真を見つけた。

『これお嬢だよな…』

「そうですね…金髪だし、間違いなさそうです」

『あの…この子、名前遠藤円さんですか?』

『お客さん…お知り合いですか?』

「ハイ…身内の者なんですが…少し話しをしたくって…」

『申し訳ありません。仕事中ですので、お帰り下さい。お話しされるなら指名していただけますか?』

「じゃあ指名します。」

『わかりました、こちらへどいぞ…』

扉を開けると、暗い店内にスポットライトが、各ボックス席を照らし、華やかなドレスを着た女性達が、お客さんを盛り上げていた。

『こちらの席に座ってお待ち下さい。ワンドリンク制ですので、お飲み物はいかがしますか?』

『じゃあビールと…ゆずるは未成年だから…烏龍茶でいいか?』

「ハイ…」

マサと弓弦は、場違いな感じで回りを見渡していた…

『お待たせしました…マサ!ゆずるくん!!』

円が、2人を見て驚いて声を上げた。

『ちょっと…あんた達何やってんのよ…』

金髪に赤いドレスを着た円が現れた。

『あ…お嬢…すみません…愛美さんに頼まれて…』

と、マサが説明しようとした時。

まどかの拳が、マサの腹に入った。

『あっ!!』

そのまま、マサはソファーに倒れ込んだ。

脇の方に立っていたスタッフが、

駆け寄ってきて。

『大丈夫ですか?…』

まどかはゆっくり

『大丈夫よ…この人酔っ払ってしまったみたいね…』

そう言って、ソファーに座った。

「あの…まどかさん、どうしてこんなバイト…」

まどかは、ゆずるの横に少し近づいて座り直して、大きなスリットから足を見せて座った。

ゆずるは、目のやり場に困って

気絶するマサに目をやった、

…ヤバイ…円さんを怒らせてしまったか…

『ゆずるくんは、こ〜ゆ〜お店好きなんだ…』

「いや…」

少しずつ近いてくる円に、ゆずるはドキドキして、心臓が痛いほど鼓動していた。

まどかが、ゆずるの耳元でささやいた。

『ゆずるくんは私が、ここでバイトしてると思ってるんだ…』

「えっ?…」

まどかは、ゆずるの顔を見て、

『ひょっとして、私の事…心配してくれた?』

急にいつもの円の口調に戻って、

『どーせ、マサに連れて来られたんでしょ…マサが、一緒に行ってくれ〜とか言って…』

「いや…まどかさんの事…心配で。」

まどかはゆずるを見て…

「あんた…告ってるの?」

ゆずるは真っ赤になって

「ち…違います!!ホントに心配して…」

『あっはっは…!ありがとう、嬉しいよ。ゆずるくん、でも心配しないで…ちょっと訳ありでね…』

「どうしたんですか?何かあれば手伝いますよ!」

『ありがとう…そうね、少しお願いしようかしら…。』

と…微笑んだ。

その笑顔に、弓弦の鼓動はまた一拍上昇していた。

その時、店の奥の方でカタギでは無さそうな男達が、盛り上がっていた。

『あそこの集まりはね.政治家と警視庁のお偉いさん…側から見たらヤクザと変わらないわ。』

そう言って、まどかはゆずるの烏龍茶を一口飲んだ。

そのあと…マサの膝を叩いて、

『あんたいつまで寝てんのよ!』

マサが、顔を歪めて

『痛って〜…お嬢、手加減して下さいよ…、あたたた…』

『馬鹿言ってないで、今日は帰りな!…』

『ゆずるくんも、今日は帰って…』

そう言って、ソファから立ち上がった。

すると、奥の政治家らしき数名が、店を出て行った。

その数名と、入れ替わるように3人くらいのチンピラが拳銃を持って入って来た。

『なんだ、お前ら!!…』

声が響いた。

銃声が2発、

パーン!!パーン!

わー!!と、お客達が一斉に動き出した。

奥の席で、数名の男達が争っている。

それを見て、円が

『瑞穂が…』そう言って、

男達が争っている方に走った。

『お嬢!!…』マサもまどかの後を追う。

赤ドレスの裾がヒラリと回り、

一人の男を蹴り飛ばした。

マサが続いて、男の顔面をパンチで振り抜いた。

『なんだ、テメーら!!』チンピラが、拳銃をマサに向けた!

『マサさん!!後ろ』と、その時…

まどかのハイキックが、拳銃を飛ばした。

同時に、銃声が響いた。

パーン…

そのまま、拳銃を飛ばした逆の足で、チンピラの顎を蹴り抜いた。

チンピラはそのばで、崩れ落ちる。

『大丈夫ですか?…お嬢、』と、マサがまどかに近いた時、マサの肩を後ろから銃弾が貫いた。

『くっ!!がぁ〜あ…』

マサが、倒れて苦しむ…

『そこまでだ…お前ら何者だ!、チンピラの抗争に首を突っ込んでタダで済むと思うなよ!』

拳銃を円に向けた。

まどかも、流石に一歩も動けない。

その時

『止めろ〜!!』

と、弓弦が円の前に走り込んだ。

ゆずるくん!

その瞬間…また銃声が響いた!

パーン!!…

『ゆずるくん!!』

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