第十四話 疑問
いつも読んでいただきありがとうございます
〜… ゆずるの自宅に来たまどか…
『さつきちゃんはいるの?』
「この時間はだいたい紀子おばさんの家で、ご飯を作ってるよ、」
『へ〜…、さつきちゃん、料理するんだ…』
『さっそくだけど写真の制服はどこにあるの?』
「さつきの部屋にあるはずだよ…」
『そう…女の子の部屋だから、ゆずるくんは入らない方が良いかもね…』
「そうだね…元々はばあちゃんの部屋なんだけど…さつきの荷物なんて、何もないから…制服が唯一ハンガーに掛かってるはず…」
『そう…なら、わかりやすいね…』
まどかはさつきの部屋に入ると、目の前に掛かっている制服を見つけた、
ゆずるから聞いたように、部屋にはその制服しか無かった…そして、感じたのが部屋の温度が低い…
まどかは制服をめくって、写真を撮った。
数枚写真を撮って、さつきの部屋を出ようとした時…まどかがあげたパジャマが綺麗に畳んで置いてあるのを見つけた。
『やっぱり女の子だな…』
まどかの顔に、笑みが溢れた。
『お待たせ、撮れたよ…』
ゆずるはまどかが何を見たかったのかよく分からなかった。
「えっ…?」っと、不思議そうにする、
ゆずるを見てまどかは、
『コレよ…、品質表示』
と、スマホの画面を見せた。
「品質表示に学校名書いてあるんですか?」
『学校名は書いて無いけど…製造した会社とかが表記されてるから、作った会社にこの制服はどこの学校か聞いたら、わからないかな?』
「なるほど…」
表示には〝(株)丸吉商事〟と、書いてあり
住所も記載されていた。
ネットで調べたら、
すぐにホームページが見つかった。
さつきの制服は見つからなかったけど、
沢山の制服デザインが紹介されていた…
住所は東京の中央区になっている、
「会社に行って聞いてみますか?」
『それも、いいけど…私達高校生が行った所で中々教えてくれないんじゃないかな…』
「確かに…じゃあどうすれば…」
『メールがいいと思う…丁寧な文章で書けば、そんな無視もできないでしょうし、この写真も添付できるから聞きやすいと思う!』
「さすが。まどかさん!!」
その後、二人でメールの文章を考えた…
内容は、
【 (株)丸吉商事 ご担当者様…
突然のメール申し訳ありません、
前日、家出してきた少女を保護いたしました。
警察には行きたくないと言うので、連れて行っては無いのですが、彼女の着ていた制服のタグを見たら御社の製品である事がわかりました。
制服の写真を添付いたします。
どちらの高校か分かりましたら、教えていただけませんでしょうか?
(株)遠藤ファーム 代表取締役 遠藤 】
『これで、反応を待ちましょ!』と、まどかが言うと、席を立った。
「ありがとうございます。なんだか先に進みそうな予感がします。」
『じゃあ私帰るわね、』
「あ、駅まで送って行きます。」
『ありがとう、お願いしようかしら…』
「もちろんです。」
『少し気になる事があって…歩きながら聞いてもいい?』
「あ…ハイ、僕で分かる事なら…」
『さつきちゃん…自殺しようとしたって言ってたんだけど…、ゆずるくんと何か関係あるの?』
「関係ですか?…特にないと思いますけど…」
『ウチに泊まった日…さつきちゃんの手首のキズを見たの…、』
「あぁ…」
ゆずるは言葉を頭で考えていた…
『ためらいキズじゃないんだよ…深いキズだった…それから…』
「何…?」
『背中に酷い痣があった…』
「背中にですか?…知らなかったです。」
『ゆずるくんとさつきちゃんの関係性が、まだよく分からなくて…恋人や友達なら学校くらい知ってるだろうし…さつきちゃんの背中の痣の事知らないから、肉体関係でも無さそう…なのに一緒に暮らしてる…』
「な、何言ってるんですか…そんなわけあるわけないじゃないですか…」
『だって、さつきちゃんのパンツ見たんでしょ?』
「違います!違いますよ…いろいろ事情があって…」
『女の子のパンツ見る、事情って何があるのよ…』
「いや…なんか僕…責められてます?」
『責めてはいないけど…ちゃんと説明して。
どうやって出会って、なんで一緒に暮らしているのか…説明して。』
「…」少し、ゆずるは考えているようで…
黙って歩いていた…
少ししてから、説明を始めた。
「あの…出会いは、高校の屋上です。僕は屋上から飛び降りて自殺しようと、夏休み最後の日の夜に屋上に行ったんです。」
「そこで、さつきに助けてもらいました。細かいところは覚えていないんですが、気絶してしまって…目が覚めた時に、さつきが近くにいて…」
『ゆずるくんも、自殺しようとしてたんだ…』
「そうです…死ぬつもりでした…、
でも、今は後悔しています。…」
『さつきちゃんの事…好きなの?』
また次回もよろしくお願いいたします。




