第十二話 知られざる大事件(笑)
さて、昼寝して時間が経ち、辺りはとっぷりと日が暮れました。
暗くなってもエキゾチックさは無くなりませんねこの町。
ま、今日で終わりかねない事になるんですが。
リゾート地から冒険者の聖地への華麗な転身かまして。
「それって、アリですか。」
「あるある。」
『おお、あるあ・・・・・ねーよ!?一晩でそこまで変わったら大惨事世界大戦的な出来事だわ!?』
「第三次?」
『大惨事だボケ!』
・・・・・。
俺は片手を空に向ける。
数秒後、キラリと空が光った後、一本の刀と共に雷雲が現れた。
「え!?さっきまで晴れてたのに!?」
「スカル、お前はたった一つの間違いを犯した・・・・・。」
ゴロゴロゴロ、ピシャーン、とそんな音をバックに俺はスカルを外して語りかける。
『俺、何か気に障ることを言ってしまわれましたか?』
「言ってしまわれた。その答えは・・・・・。」
スカルを軽く放り上げ、
「てめーは俺を怒らせたっっ!!天◯龍閃!!」
『ひでぶぁぁぁ!!』
俺は恐ろしい速度で斬りつけた。
で、スカルは思いっ切り吹っ飛んでった。
え?何か作品混じりすぎ?
気のせいです。
『ほぎゃぁぁぁ!!』
「「あ、雷に撃たれた。」」
吹っ飛んだ先でスカルは雷にクリティカル。
意図せずして二段コンボ。
三段目は・・・・・面倒臭い。帰って来てから考えよう。
「シグ、今日はやめにしない?」
「何で?」
「あの、こんな天気だし・・・・・。」
「この刀のせいだから、しまうなりなんなりすれば大丈夫。」
「その剣がですか?」
あ、こっちには刀って概念無いのかな?
ともあれ説明。
「この刀はな、俺の怒りが頂点に達したその時、約五光年先から空間何とかを何とかして現れる。」
「何とかって何ですか?」
「・・・・・。」
俺も中途半端にしか覚えてないんだよ。
もういい、名前行こう。
「その名も妖刀ハ『言わせねーよ!?』・・・・・戻って来たのかスカル。」
「えっと、今回何するんでしたっけ。」
刀をしまい、ユウが今回やる事に質問してきた。
「ああ、そうだった。こんなガラクタのせいでかなりの文字数使っちまったしな。」
『メテぇ!?ついでにひでぇ!?』
「今回、この国の余っている場所(独断)を我々ディアード国永久繁栄委員会(仮)が開発します。」
「そんなのありましたか?」
「今作った。で、計画は・・・・・。」
とりあえず、その辺に落ちてた棒を拾い、地面にこの国のおおよその形を描いた図を三×三の九等分にする。
分かりやすく番号を振って、そこにあるのを書く。
123
456
789
1、3、7は海。
2は首都及び港。
4、5は耕作地及び酪農地帯。
6、8、9が空地同然の場所。
「で、今回開発するのが、6、8、9の土地です。で、今いる場所が大体6の所な。」
棒で書いたのをつつきながら説明をする。
「所でスカル?」
『何だ?』
「ローグライクゲームって知ってるか?」
「何です、それ?」
『ダンジョンの中身が絶えず変動してる所だ。』
「メタい話が不思議のダンジョンだ。これをここに作成する。次に8だが、ここにはちょっとここがいろんな意味でに有名になりそうな物を建てる。」
「具体的には何を建てるつもりですか?」
「世界樹って異名が付きそうなほどの巨大な木と遺跡の混合物。最後に9に幻獣とかが棲み付く森ってのをイメージした山岳地帯にする。」
「ふーん。」
「何か言いたそうだな?」
「シグの事だからもうちょっと派手にやるかと思ったけど。」
「何言ってんだ?今から派手にやるんだが?」
ツルハシを持ち、先を地面に刺す。
一回転した後、回転させるように放り上げ、真ん中辺りを持ち、バトンのように振り回しさらにもう一回転。
軽くその場スキップをして空の彼方に放り投げた。
「・・・・・何ですか?今の?」
「儀式。」
『魔法少女的だなおい。』
「さて、大事件です。空か大変な物が降ってきましたよ。」
『「!?・・・・・流れ星!?」』
この日、この国を揺るがす出来事が起こった。
雷雲を切り裂き、現れるは無数の流星。
この地に落ち、神秘を刻む。
現れるは、古き王の都、真理に至る夢幻の回廊。
幾多もの神秘は魔を孕み汝らを引き寄せるだろう。
・・・・・冒険者よ、神秘を暴け。」
『・・・・・シグ、声に出てるぞ。』
「・・・・・え?」
「雷雲を切り裂き、現れるは無数の流星。の辺りから。」
「わーお。ま、それはいいとして、ここにも落ちるから。俺等は帰るから後よろしく。」
と言ってスカルを外してその辺に投げた。
『え、何で外すの?ここに流星落ちるって言ってたよね?言ったよね?』
「言った。」
「言ったね。」
『当たらなくても巻き込まれる可能性大だよね?』
「がんばれ。俺等は帰る。」
『ちょっと待ってぇぇぇ!!置いてかないでぇぇぇ!』
「あら恐い。何処からともなく不気味な声が。こんな所に長居をできないわ。帰りますわよユウさん。」
「分かりました、後その喋り方どうかと思います。」
何処からともなく扇子を出しオカマの様にくねくねしながら喋った後、その場を去った。
『俺は!?』
知らん。
流星に当たって砕けろ。




