第十一話 大掃除と助手作成?
「で、これからどうするかだな。」
「その前に、私の体の方を・・・・・。」
「あ、そうだった。」
さっきから時間も少し経ち、今は昼時。
さっきまでの出来事はと言うと、この子とここに発生してた悪性の因果の破壊で忙しかったわけだが。
主にスカルが。
『モップの毛の部分に括り付けて家全体を拭き回っただけじゃねえか!?しかも自動操縦で俺が床とかに確実に触れてるように細工して!』
「とても素敵な配慮だろ?」
『素敵すぎて涙がでらぁ!』
「よし、もう一周行こう。」
『ちょ、タンマ!?削れる!削れるから!?うわぁぁぁ・・・・・。』
はい、行ってらっしゃい。
ちゃんときれいにするんですよ。
「物は大事にしないと・・・・・。」
「壊れないから大丈夫だ。で、体だったな。今から始めるから動くなよ。」
「はい。」
「肉体情報を『霊体』より『肉体』への変質、年齢は・・・・・俺より一個か二個上でいいか。よっ、と。」
「・・・・・?」
で、幽霊ちゃんの体を変質させて生きてる状態にしました。
でも幽霊ちゃん、実感が無いようです。
「・・・・・。」
なぜかここで、
「なに?・・・・・きゃっ!?」
いたずら心が発生してしまい、
「痛い・・・・痛い?」
痛みで自覚させてしまいました。
「な、生きてるだろ?」
「・・・・・はい・・・・・でも、少し納得が・・・・・。」
「ま、そんなもんだろ。で、名前。」
「名前。」
「そ、名前。生前の名前でも良いし俺が決めるのも有りだ。」
「決めてもらっていいですか?」
「ん?即決?それでいいのか?」
「私はもう死んでることになってる人間ですから、新しい名前が欲しいです。」
「そうか、んーと・・・・・幽霊だったから、ユウとかでどう?」
「ユウ・・・・・。」
「気に入らなかったか?ならべつのにするか?」
「いい。これで私は、ユウ。」
若干きりっとした顔で言った。
でも俺から言わせてもらえれば微笑ましいの一言だが。
*****
で、その辺に転がってたスカルを回収し、ユウに適当な服を着せて現在一階にいます。
「さて、ここが俺らの家になる訳だけど、ぶっちゃけなにしようかまだ考えて無いんだわ、これが。」
『何の考えも無しに買ったのかお前・・・・・。』
「三周目スタート。」
『ちょ、おま、ふざけんなよぉぉぉ・・・・・。』
指パッチンであら不思議。
口汚いがらくたは視界より消滅してしまいました。
「ユウ、ここ何やってたか覚えてる?」
「一階と二階は酒場で地下は厨房、後は宿屋だった、かな?」
「でも、いわくつきって言うマイナスイメージ有るから宿屋は却下だな。それに客が居ても居なくても忙しそうだし。」
「じゃあ、何をやるんですか?」
「貸家・・・・・宿屋と変わらん・・・・・二階より下を誰かに貸す?他人やだなー・・・・・。ほんとどうしよう。」
『思い切って武器屋とかやったらどうだ?』
「いつ戻ってきたお前。でも武器屋か・・・・・やってもいいけど、問題がある。」
『「問題?」』
そ、問題。
三つほど有るんだよな。
「第一に、ここは島国で交易都市でもある事。理由としては武器の購入客は狩猟用途でしか無い事に加え武器を売ってても他の都市でも捌けると言うのが一つ。第二に、南国である事。これは潮風にやられてダメになる可能性が強い。第三だが、これが一番問題。何だと思う。」
「平和?」
『魔物が少ねえとかか?』
「それもあるけど、ここがリゾート地として有名である事だ。それ以外の特徴が皆無故に物騒な物が置けないってとこだな。」
『でもそれ、何とかできるんだろ。』
「できます。つーわけで。」
『やるのか?』
「夜まで寝ます。ユウ、お前も寝とけ。」
『今じゃねえのかよ!?』
今じゃないんだよ。
今やっても大したインパクト出ないし。
それに・・・・・。
「大事件として認識されなきゃ客と言う名の冒険者が集まらんじゃないか。」
「何やる気ですか・・・・・。」
「その辺は夜になってからって事で。」
さて、どんな感じにするのか考えながらお昼寝タイムと洒落込みますか。




