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DoomsDay  作者: 文乃絢千
59/62

59.安全靴と拳銃と

 本田啓介(ほんだけいすけ)と杉田洋三郎(すぎたようざぶろう)は映画館の中で朝食を取っていた。


「さっきのあれ、聞いていたか?」啓介が尋ねた。


「殺した相手の武器が使えるって話だよな?」洋三郎が答えた。


「昨日、お前が殴り殺した女が拳銃を持っていただろ?」「後で取りに行かないか?」


「いいね。なんせ俺の武器は安全靴だ」「ちっとも役に立たねぇ」


「それは笑うところなのか?」


「まぁ、笑うところだな」二人はお互いの顔を見ながら笑った。


「それより、二人分の武器が欲しくないか?」「せめてもう一丁、銃が欲しい」


「狩りに出かけるか?」


「あぁ、そうしよう。狩りの時間だ」


 二人は朝食を食べ終えると映画館を出た。少し歩くと、二人組の男女を見つけた。男女は公園のベンチで寝ているようだった。


「どうする?」洋三郎が尋ねた。


「洋三郎は女を頼む。俺は男を殺る」啓介は金属バットを肩に担いだ。


 二人は忍び足で近づいた。男女は幸せそうに眠っている。


 洋三郎が女の両手を掴んだ。女は目を覚ますと、大きな悲鳴を上げた。啓介は男の頭を金属バットで数回殴った。男は身を丸めたまま動かなくなった。


 洋三郎はマウントを取ると、女の顔を何度も何度も殴った。


「楽にしてやる」啓介は金属バットで女の頭を叩き潰した。女は目を見開いたまま息絶えた。


「余裕だったな」啓介が呟いた。


 洋三郎は女の荷物を調べた。中には拳銃があった。


「男の方はナイフだ。これは俺が使うよ」啓介はナイフをリュックに入れた。


 洋三郎は拳銃を構えると、公園の木に向かって引き金を引いた。辺りに乾いた銃声が響いた。


「いい感じだ」洋三郎は拳銃を見つめていた。


「どれ、セーフポイントに向かうか?」


「そうだな」


 二人は公園を後にした。

>>登場人物

本田啓介(ほんだけいすけ)33歳


杉田洋三郎(すぎたようざぶろう)34歳


>>設定資料

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