↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DoomsDay  作者: 文乃絢千
55/58

55.フロッタージュ

桐谷将也(きりたにしょうや)と奥田由美(おくだゆみ)は夜通し歩き、北東にある保安官事務所に辿り着いた。途中で他のチームと出くわしたが、二人は戦闘を避けた。


「将也君、見て」由美は机の上を指差した。


「やっぱり、上のページが破られているな」将也は机の上のノートを手に取った。


「偶然じゃないわね。意図的なものを感じるわ」


 将也は机の上に置いてあるペンケースから鉛筆を取り出した。そして、白紙のノートの上に紙を敷いた。


「何をしているの?」


「こすり出しだよ。昔は万年筆で書くのが主流だったから、筆圧が残っているはずだ」


 将也は鉛筆で紙をなぞった。文字が浮かび上がる。


「ビンゴだな。文字が浮かんでいる。由美ちゃん、読めるか?」


「ええと、やってみるわ」由美は浮かび上がった文字を真剣に見つめた。


「モンスターサイティングって書いてあるわね」


「意味は?」


「化け物の目撃情報って感じかな?」


「他には?」


「場所が記入してある。学校とか病院とかね」


「化け物って何なんだ?」将也は生唾を飲み込んだ。


「この紙にはそれしか書いてないわ」


 将也は机の上にある白紙のノートを集めた。こすり出しで文字を浮かび上がらせる。


「何か関連があるものは無いか?」


「少し待ってね」由美は文字を読み始めた。


「我々は閉じ込められたって書いてある」


「どういうことだ?」


「さあ、分からないわ。でも、そう書いてある」


「そうか」


「ねぇ、将也君、少し休まない? 徹夜はきついわ」由美は椅子に座り込んだ。


「なら、ここで仮眠を取ろう」将也は保安官事務所の入口の鍵を閉めた。

>>登場人物

桐谷将也(きりたにしょうや)25歳


奥田由美(おくだゆみ)23歳


>>設定資料

レミントンM870。ポンプアクション式散弾銃。所謂(いわゆる)、ショットガンだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。