52.情報と武器
「大田さん、見てください。トラックが走っています」
「ん?」大田は双眼鏡を覗いた。
「後ろの荷台に『運営』と書いてある。あれは補給部隊だな」「セーフポイントに荷物を運んでいるんだろう」
「才華ちゃん、撃つなよ。たぶん、ペナルティになる」
「大田さん、私、そこまで馬鹿じゃないですよ」才華は笑った。それから二人は一時間ほど外を眺めていた。
「大田さん、あれは?」
学校の門のところに男の二人組が立っていた。両手を上げている。
「おーい、話がある」男の二人組が叫んでいる。
「才華ちゃん、狙えるか?」
「はい」才華はスナイパーライフルを窓際に固定し、狙いを定めた。
「何の用だ?」大田が叫んだ。
「あんたらと同盟を結びたい」男が答えた。
「悪い話じゃない。これを見てくれ」男は何かを懐から取り出した。
「これは衛星電話だ。俺たちは情報を持っている」「降りてきてくれないか?」
大田は才華に合図を送ると、二階から門のところへ移動した。
「どういうことだ?」
「何度も同じことを言うが、同盟を結びたい」
「俺たちのメリットは何だ?」
「貴重な情報を得られる」
「どうして俺たちなんだ? 他にもいるだろう」
「断られたら別の奴と同盟を組む」「お前たちを選んだのは強いからだ」
「もちろん、俺たちも戦う。武器が欲しいからな」
「なるほど、少し相談してきてもいいか?」
「ああ、俺たちはここで待っている」
大田は才華のところへ向かった。才華はスナイパーライフルを構えている。
「才華ちゃん、あいつらは同盟を結びたいんだそうだ」「どうする?」
「大田さんに任せますよ」才華は髪をかき上げながら答えた。
>>登場人物
鈴木才華17歳
大田六三郎49歳
斎藤司36歳
後藤光安17歳
>>設定資料
L115A3。ボルトアクション式の大口径スナイパーライフル。射程距離は1,500m。弾はマグナム弾。
DoomsDay追加ルール①。ドゥームズデイ開始から二日目。殺した相手の武器を使用する事が出来る。チーム内で共用可能。




