51.追加ルール①
才華は朝になると、隣で寝ている大田の肩を軽く叩いた。
「大田さん、朝ですよ」
「ん? そうか。朝か」大田は涎を手の甲で拭った。大きなあくびをすると、腕を上げながら体を伸ばした。
「才華ちゃん、眠くないか?」
「さっきまでは眠かったんですが、今は眠くないです」
「そうか」大田は立ち上がって首を回した。
「朝飯にしようか」
「はい」
二人は窓辺から差し込む朝日を浴びながら、食事を始めた。
「大田さんはメロンパンが好きなんですか?」
「メロンパンは大好物だ」「才華ちゃんはアンパンか?」
「私はアンパンと牛乳が好きなんです」
「その組み合わせは最高だよな」
「はい」
「えー、聞こえますか? マイクチェック。マイクチェック」突然、首輪のスピーカーから声が聞こえた。
「皆さん、おはようございまーす。毒島でーす」「ドゥームズデイ二日目の朝でーす」
「皆さんにお知らせがありまーす。追加ルールの話でーす」
「なんと、二日目からは殺した相手の武器が使えるようになりまーす。しかも、武器はチームで共用できまーす」
「ただし、チームで共用出来るのは殺した相手の武器だけでーす」
「武器の確認と受け取りはセーフポイントでお願いしまーす」
「私からは以上でーす。失礼しまーす」
「大田さん、これって……」才華は大田の顔を嬉しそうに見た。
「ああ、共用できるってことは俺がサブマシンガンを使える」大田は笑った。
「鬼に金棒ですね」
「でも、敵も強くなる。覚悟はいいか?」
「はい」
才華は残ったアンパンを口に入れると、牛乳で流し込んだ。
>>登場人物
鈴木才華17歳
大田六三郎49歳
>>設定資料
L115A3。ボルトアクション式の大口径スナイパーライフル。射程距離は1,500m。弾はマグナム弾。
DoomsDay追加ルール①。ドゥームズデイ開始から二日目。殺した相手の武器を使用する事が出来る。チーム内で共用可能。




