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DoomsDay  作者: 文乃絢千
50/56

50.いかれた男たち

「死体だらけだな」川谷純也(かわたにじゅんや)が死体を調べていた。死体は鈍器のような物で頭を殴られていた。


「あっちの方で銃声が聞こえる。向かうか?」佐藤雄二(さとうゆうじ)が尋ねた。


「そうだな」二人はショッピングモールの中央へ歩き始めた。


「相手は銃を持っている。どうするつもりだ?」


「何とかして懐に入り込む。俺の出刃包丁なら一撃で殺れる」純也は出刃包丁を振って見せた。


「上手くいくといいがな」雄二がバールを肩に担いだ。


 ショッピングモールの中央に差し掛かると、男女のチームが女二人のチームと撃ち合いをしていた。


「姿勢を低くするんだ。少しずつ距離を詰める」純也はしゃがみながら歩いた。


「あの二人、戦いに夢中になってやがる。おかげでこっちに気づいていない」雄二も純也の後ろに続いた。


「行くぞ。準備はいいか?」


「ああ」


 純也は走り出した。男女チームの背後に回り込むと、出刃包丁を女の背中に突き刺した。


 女は悲鳴を上げた。純也は出刃包丁をさらに深く突き刺した。


「この野郎」男が純也に殴りかかった。だが、雄二がバールで男の後頭部を何度も殴った。


 二人を始末した後に女二人のチームが銃を撃ってきた。弾丸が純也の頭をかすめた。純也と雄二は急いで物陰に隠れた。


「どうするんだ?」雄二が尋ねた。


「好きなだけ撃たせてやれ。そのうち弾が切れるから」純也は笑っていた。


 純也は煙草を取り出すと、火をつけた。


「ふぅ、人を殺った後の一服は美味いな」純也は煙を吐き出した。


「お前はいかれてるよ」雄二は笑った。

>>登場人物

佐藤雄二(さとうゆうじ)30歳


川谷純也(かわたにじゅんや)28歳


>>設定資料

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