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DoomsDay  作者: 文乃絢千
46/56

46.浅い眠り

 高杉真作(たかすぎしんさく)と阿部邦夫(あべくにお)は北東のセーフポイントから食料を調達すると、北の森林にある山小屋へ戻っていた。


「スリーカードだ」真作はトランプを見せた。


「畜生、ワンペアです、先輩」


 二人は酒を飲みながら山小屋でポーカーをしていた。


「セーフポイントに酒が置いてあるとは思わなかったな」


「あれはもう、コンビニっすね」邦夫がカードをシャッフルしている。


 真作はバーボンの蓋を開け、二つのグラスに注いだ。


「先輩、俺、そんなに飲めませんよ」


「良いから飲め」


 邦夫がカードを配った。真作は山札からカードを二枚引いた。


「邦夫、フラッシュだ」


「クソ、スリーカードです」


「俺の勝ちだな」


「先輩はギャンブル強いっすね」


「たまたまだ。本当に強けりゃ、ギャンブルで借金を作ってねぇよ」


「何でそこまでギャンブルが好きなんすか?」


「ひりつくのが好きなんだよ」真作はバーボンを一気に飲み干した。


「先輩、飲みすぎっすよ」


「良いんだよ。少しくらい酔っぱらっていた方が、調子も上がるってもんだ」


「はぁ、そういうもんなんすかね」


「しかし、暇だな。もっと人が集まると思っていたんだが」


「先輩、読みを外しましたね」


「少し寝たら探しに行くか?」


「賛成っすね」


 真作はソファに寝転ぶと、目を瞑った。邦夫も反対側のソファに横になった。


「物音がしたら先輩を叩き起こします」


「そうか、頼んだぜ。邦夫」


 二人は山小屋の中で浅い眠りについた。

>>登場人物

阿部邦夫(あべくにお)29歳


高杉真作(たかすぎしんさく)31歳


>>設定資料

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