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DoomsDay  作者: 文乃絢千
43/56

43.カラスの行水

 斎藤司(さいとうつかさ)と後藤光安(ごとうみつやす)は南西のセーフポイントに来ていた。


「光安、風呂があるぞ」


「浴びますか? 司さん」


「あぁ、浴びてくる」


 二人はカラスの行水のようにシャワーを浴びた。司は上半身裸で表に出てきた。


「お? 光安の方が早かったか」「良い風呂だったな」


「すっきりしたっす」


「どれ、食料を調達するぞ」


「はいっす」


 二人は食料を荷物に詰め込んだ。三日分くらいの量があった。


「司さん、こんなに必要なんすか?」光安が尋ねた。


「セーフポイントはいざっていう時に使うから、これで良い」「見張っている連中もいるしな」


「流石っす、司さん」「ところで今後はどう動くんすか?」


「良い質問だ、光安」


「俺たちは南東にある学校へ向かう」


「殺し屋がいるんじゃないっすか?」「危ないっすよ」


「慌てるな。戦うわけじゃない。連中と手を組むのさ」


「どういうことっすか?」


「こちらには衛星電話がある。連中も情報は欲しいはずだ」


「なるほどっす」


「交渉がうまくいかない場合は、別の相手と手を組む。それだけだ」


「しかし、どうして殺し屋にしたんすか?」


「東二が認めた相手だ。相当強い。だから近くで見極めるんだ。相手の弱点とかもな」


「司さんは怖いっすね。流石、ヤクザっす」


「褒め言葉か? まぁ、行くぞ、光安」二人は南東の方角へ歩き始めた。

>>登場人物

斎藤司(さいとうつかさ)36歳


後藤光安(ごとうみつやす)17歳


>>設定資料

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