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DoomsDay  作者: 文乃絢千
42/58

42.白紙のノート

「あのさ、保安官事務所まで行ってみないか?」桐谷将也(きりたにしょうや)が奥田由美(おくだゆみ)に尋ねた。


「どうして?」


「この町がキャッスルRなら調べた方が良いと思って」


「さっきの怖い話ね」


「何か引っかかるんだよ。この町は変だ」


「例えば?」


「表の看板が盗まれていないんだ。この時代の看板は高く売れるんだよ。アンティークとして」


「そうなんだ」由美は腕を組んだ。


「ところで将也君は英語ができるの?」


「うーん。簡単な会話ならできるけど」


「安心して。私、帰国子女だから」


「マジ?」


「小さい頃、ニューヨークに住んでいたんだ。お父さんの仕事の関係で」由美は鼻を撫でた。


「敵との戦闘はどうするの?」


「戦いながら調べるって感じになるな」「でも、できるだけ戦闘を避けよう」


「うまくいくかしら?」


「万が一の時はそのショットガンを撃てば問題はないよ」「強い武器だからね」


「ところで、さっきから何を見ているの?」由美が尋ねた。


「この机を見て。ノートが白紙だ。その横の机も」将也は指を差した。


「不自然じゃないか? 何か書いてあってもおかしくないだろう?」


「これ、上のページが破かれているわ。何で?」


「何かが書いてあったんだろう。見られると不都合なことが」


「偶然ってことはない?」


「やっぱり何かがおかしいよ」


 二人は荷物をまとめると、北東にある保安官事務所に向かって歩き始めた。

>>登場人物

桐谷将也(きりたにしょうや)25歳


奥田由美(おくだゆみ)23歳


>>設定資料

レミントンM870。ポンプアクション式散弾銃。所謂(いわゆる)、ショットガンだ。

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