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DoomsDay  作者: 文乃絢千
27/56

27.山小屋

 高杉真作(たかすぎしんさく)は森の中で女の首を絞めていた。女の顔色が青ざめる。真作は更に力を込めた。女は真作の顔を爪で引っかいたが無駄な足掻きだった。女が動かなくなると真作は手を離した。


「邦夫、そっちの方は?」


「あそこで死んでますよ」阿部邦夫(あべくにお)は指を差した。男の死体が転がっている。


「しかし、人殺しってのはあんまり良い気分じゃねぇな」


「まぁ、俺ら警察官ですし、罪悪感があるんじゃないっすか」


「罪悪感か」


「でも、これで二千万円っすよ。先輩」


「普通に稼ぐのが馬鹿らしくなってくるな」真作は地面に落ちている石ころを蹴った。


 二人は森の中にある山小屋へと向かった。


 山小屋は近くで見ると一軒家ほどの大きさだった。扉には鍵が掛かっている。


 真作は扉を蹴り破った。中には鹿の剥製、狩猟道具や大きめのソファが置いてある。


「埃が被っているが何とか使えそうだな」真作はソファに座った。


「ここにコーヒー豆があるんすけど飲めますかね?」邦夫は瓶を手に取った。


「邦夫、腹壊すぞ」「そういや裏に手動ポンプがあったな。水なら大丈夫だろう」


「俺、汲んで来ます」


 真作は部屋の中を見ていた。大きい棚の扉に鍵が掛かっている。真作は鍵を壊した。中には猟銃が並んでいた。真作は猟銃を手に取った。(かなり昔の銃だな)下の段に弾のケースが重ねられている。


「先輩、結構美味いっすよ」邦夫が水を飲みながら部屋に戻って来た。


「何してるんすか?」邦夫は水筒に入れた地下水を真作に渡した。


「昔の猟銃だ。十本くらいある」そう言いながら真作は銃の棚を閉めた。

>>登場人物

阿部邦夫(あべくにお)29歳


高杉真作(たかすぎしんさく)31歳


>>設定資料

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