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DoomsDay  作者: 文乃絢千
26/56

26.消えた住人

 桐谷将也(きりたにしょうや)はガソリンスタンドの看板を注意深く見つめていた。


「どうかしたの?」奥田由美(おくだゆみ)が尋ねた。


「看板の横にキャッスルRって書いてあるから、この町の名前かなと思って」将也は看板を指さした。


「多分、そうなんじゃないの?」


「こんな偶然あるのか?」将也は困惑していた。


「何の話?」


「この町がキャッスルRなら、とある事件が起きた場所だ」「前にバーで客から話を聞いたことがある」


「どんな話なの?」


「この町の住人が突然消えたんだ。赤子から老人まで全員だ」「当時は軍までこの事件を調べていたらしい」


「誰の仕業なの?」


「さぁ、でも、アメリカで大きなニュースになったそうだ」


「本当の話なの?」


「んー、どうだろう。酔っ払いの話だからね」


「ちょっと薄気味悪いわね」由美は悪寒がした。


「だろう?」


「集団自殺、宇宙人の仕業、政府の実験。いろいろと噂があったみたいだし」


「そのお客さん、何者なの?」


「六本木で怖い話とかのイベントをやっている人だったよ」「専門家だね」


「ひとまず、集団自殺ではないわね。死体がないもの」


「確かに」


「でも、宇宙人も信じがたいわ。私、宇宙人を見たことがないもの」


「じゃ、政府の実験か?」


「政府が絡んでいたら、もっと上手くやると思う」


「まぁ、噂だからね。真実は藪の中さ」


「なんか怖くなってきた」由美はショットガンを腕に抱きしめた。

>>登場人物

桐谷将也(きりたにしょうや)25歳


奥田由美(おくだゆみ)23歳


>>設定資料

レミントンM870。ポンプアクション式散弾銃。所謂(いわゆる)、ショットガンだ。

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