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DoomsDay  作者: 文乃絢千
25/56

25.映画館

 本田啓介(ほんだけいすけ)と杉田洋三郎(すぎたようざぶろう)は、南にある映画館に辿り着くと休憩を取った。


「おい、見ろよ。手書きの看板だぜ」啓介は少し興奮気味に話した。


「看板がどうした?」


「昔はポスターなんか無かったから、手書きの看板を作っていたんだよ」


「珍しいのか?」


「あぁ、珍しいな。しかも、西部劇の看板だ。かなり昔の映画だな」「この時代の映画には音声が無いんだ。字幕が流れているだけさ」


「音が無いのか」


「サイレント映画って奴だな。音楽を生演奏で流す映画館もあったらしいよ」


「へぇ、詳しいな」


「洋三郎、お前は何か趣味とか無いのか?」


「サッカー以外に興味は無いね」


「そうか」


 啓介は映画館の中に入ると、入口のホールを眺めた。赤い絨毯が敷かれている。


「敵を殺さなくて良いのか?」洋三郎が尋ねた。


「良い案がある。聞くか?」


「あぁ、教えてくれ」


「セーフポイントを見張るのさ。楽な話だろ?」「この町は大きいからな。探す手間が省ける」


「一理あるな。いや、かなり有効な手段だ」


「ところで、映写室を見て来ても良いか?」


「あぁ、好きにすれば良いさ」「俺は少し横になるよ」洋三郎は館内のベンチで横になった。


 啓介は映写室に入ると、昔のフィルムを眺めた。埃を被った古い映写機も置かれている。


 啓介は英語で書かれた古い書類を読んでいる。(町の名前か?)書類には「キャッスルR映画館」と記入してあった。

>>登場人物

本田啓介(ほんだけいすけ)33歳


杉田洋三郎(すぎたようざぶろう)34歳


>>設定資料

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