↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/32

私は知らない

こころが晩御飯を食べ、風呂に入り、歯磨きをし…

もう寝る時間だ。

なのに両親が帰ってきていない。

「どうして…今日はこんな遅いんだろ…」

こころはベッドに寝転んだ。

熊のぬいぐるみに抱きつき、窓の外を眺めた。

窓から2人の魔法少女が見えないかと少し期待をしていた。

月と星の光が入ってくる。

何時になっても2人は見えなかった為、こころはそのまま寝た。





次の日、いつもの集合場所に行くといつもの友達がいた。

「おはよー!」

友達の名前は柊叶。

運動部なのでずっと体操服を着ている面白い女だ。

「いつも遅いのです!いつも朝、何時に起きてるのですか?」

2人目の友達の名前は手鹿舞。

小学6年生でこころより一才下の女の子だ。

なのにこころよりしっかり者だ。

身長ももうすぐこころに追い付きそうだ。

「7時に起きてるけど、ゆっくり紅茶を飲んでいたらいつの間にか…」

「しっかりしてなのですよ!」

「えへへ~」

…これでもこころの成績は良いのだ。

…遅刻は沢山しているので、成績が良いのは、ほぼテストの点が高いからである。

「そろそろ電車行っちゃうよ~」

叶と舞は駅の方へ歩く。

「あ!急がないと!」

こころは2人を小走りで追いかけた。


「間に合ったわっ」

「もう、いつもギリギリなんですから」

電車に入ってすぐに、舞はカバンの中からテスト対策用のノートを取り出した。

「小学生なのにそんなにしっかりと勉強するの?」

こころは英語や数学のテスト勉強はするが、国語はやっていない。

堂々と1問しか解いていない国語の宿題を提出したことがあるくらいだ。

…なのに国語の点数が高いのは先生も友達も…本人も疑問に思っている。

そして数学が苦手な筈なのにいつも90点を取っている。

こころは勉強の才能があると思っている。

しかしノートのまとめ方や勉強時間は舞に圧倒的に負けているのである。

「私は隣町の私立中学校に行きたいからなのですよ!」

「すごいわ!

…え、あそこってお嬢様か天才しか行けない学校でしょ?あのガラス張りの!」

こころは驚いた

「そうだよ~」

天才の叶も言っているから本当に凄い学校の筈だ。

「合格してるわけじゃありませんですよ?」

「でもその学校に受験をしようと思うだけで凄いわよ!」

こころと舞は手を繋いだ。

「だって中学生で高校生レベルの…」

こころが話している途中、急に背中を叩かれた。

「ちょっと、叶~?」

こころが笑いながら後ろを向くと知らない人が立っていた。

「あぇぅえ?」

驚きで変な声を出してしまった。

どこかで見たことがあるような…

「あ!昨日の駅にいた人!!」

「…はあ?」

その昨日駅にいた高校生は驚きながら紙を渡してきた。

「さっき落としましたよ」

「ありがとう」

その紙は長い間クリアファイルに入っていた紙だ。

カバンの隙間から出てきたのだろう。

「なにこの紙…?」

表を見ると楽譜が書かれていた。

「楽譜…だね」

叶は紙を覗き込んできた。

こころは楽譜を見て思い出した。

「私…幼なじみと…バンドを…」

いつもスカートのポケットに入れているネックレスを布の上から握る。

「そうなの?」

叶は驚いた。

「…あれ?叶も一緒にバンドを…」

こころは叶を見た。

「…私は知らない」

やっと1日がたちました。

…1日が終わるまで9話もかかっています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。