自然の奇跡なんかじゃない!魔法だよ!(前編)
すごい!あの私が失踪していない!?!?
「…なッ!?」
こころは驚いた。
「ふふふ…おーほっほっほっほっ」
後ろの影が笑う。
「雨傘さんに何かが…憑いてる…?」
こころは後退りした。
背中に何かが当たった。
「さっきの妖精…!?」
「そうだよ!あの女の子…雨傘にバグが憑いてる!魔法少女に変身してバグを倒して!」
妖精は謎のハートの固い物を渡してきた。
「何これ…?バグ?」
「危ない!」
妖精はこころと共に雨傘さんに憑いているバグ?の攻撃を避けた。
そしてハートを落とした。
「変身して!こころ!変身しないとこころも桜歌さんも死んじゃうよ!」
妖精は叫んだ。
こころはハートを拾って持った。
「皆を傷付けるバグ!」
こころは光に包まれた。
本当に魔法少女になったのだ。
いつの間にか着けていた指輪を外し、ハートにセットする。
そしてハートの中のぷにぷにしている部分を叩く。
まるでタンバリンだ。
制服のシャツがピンク色の光に脱がされ、白いノースリーブのシャツを着せられる。
次は袖が付いた。
バルーンスリーブは半透明の丸…まるで土星の環のような物まで付いている。
カフスは紫色のリボンになっていて、それに水色リボンが付いていて、星の飾りがある。
スカートは紫色で、2本斜めに白いフリルが付いている。
スカートの下はピンク色のタイツを着ている。
ステップを踏むと上履きは水色のブーツに変わる。
半透明な白い手袋を着けて、髪の毛に触れる。
すると髪の毛がピンクに変わる。
毛先は水色で、グラデーションにになっている。
肩くらいの長さで、変身前とあまり変わらない。
右に三つ編みがあり、紫色のリボンでとめている。
大きな星のネックレスを着ける。
するとセリフを無意識に言う。
「私がやさしさの光で包んであげる!」
最後に三つ編みの上にシンプルな金色の王冠を被る。
すると光は消えた。
どうやら変身をしている時は妖精と魔法少女以外は動きが止まっているようだ。
「こころ!バグを倒して!」
妖精はトイレの外から手を振る。
「桜歌さんと雨傘さんと妖精さんの為!」
こころは雨傘さんの後ろのバグを蹴った。
すると雨傘さんが足を掴んできた。
こころの魔法少女の力なら今から足で簡単に雨傘さんの腕を蹴り、千切ることが出来る。
しかし話の流れ的に悪いのは雨傘さんではなくバグである。
関係の無い雨傘さんを傷付けるなんてバグがしている事と同じだ。
「どうしたら…」
こころは身動きが取れなかった。
こころは必死に皆は傷付けずにバグだけ倒す方法を考えた。
「魔法少女…なら…」
こころは腕を動かそうとした。
するとバグはこころの腕を謎の力で貫いた。
「いぁッ…」
腕からはラズベリーのように紅い血液が流れ落ちる。
「妖精さん…っどうしたら…」
こころは後ろを見た。
妖精は叫んだ。
「魔法少女の魔法で!指から!」
「わかった!!!」
こころは負傷していない方の腕を上げた。
そして人指し指をバグに向けた。
すると指先から星が出た。
「…何これ!?」
星からレーザーが出た。
同時に眠気のような物が襲ってきた。
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こころは起き上がった。
衣装は制服に戻っている。
「さっきのは…?」
気がついたらバグはいなかった。
「こころ!」
妖精が近づいてきた。
「何…?」
「やっぱり魔法少女よ!」
妖精はこころに抱きついた。
「魔法…少女…?」
こころは現実だと思っていないようだ。
「…え!?魔法少女!?あの!?」




