魔法少女が死ぬところ
こころは次にほんのり青いマカロンを取った。
明るい青色で広い青空のようだ。
そう言えばどうして魔法少女こころの衣装は宇宙のようなデザインなのだろうか?
魔法少女だったら暗いイメージのある夜空や宇宙より明るい青空イメージの方がよかったのではないか?
まあこころはそんな明るい魔法少女のような性格をしてはいないが。
…マカロンは甘かった。
チョコレートの味がした。
青いのに食料色素特有の薬っぽい味や、色をしていなかった。
食が雑になった今の時代は原色に近ければ美味しいという事になってしまっている。
ということはバタフライピーなどで色をつけているのだろうか?
こころは笑顔になりながら、少し華に「どちらが食べたい?」と聞かれた時にブラウニーを選ばなかった事を後悔している。
こころがマカロンを食べていると椅子の音がした。
華が帰ってきたのだろうか?
こころはマカロンから椅子に視界を移した。
「やあやあ」
彼女はニヤリと不穏な笑みを浮かべる。
肩まである黒い髪の毛。
王冠とリボンがついた小さな白い帽子。
右目にはどうなっているか良くわからないカメラのついた眼帯をつけている。
左目は少し茶色い黒色の瞳。
着物のような袖をしたシャツ。
腰には赤いコンセントが巻き付いていた。
前が開いたスカート。
中には穴の開いたレースとベルトが2つついていた。
「コード…」
「正解」
コードは足を組んだ。
「そう、私はコード。
突然だけど魔法少女を辞めてくれない?」
彼女の美しい声には感情がこもっていなかった。
「どうしてよ」
こころは驚きながら聞いた。
「だって…貴女が魔法少女をしていてもメリットがないから。
貴女が遭遇したバグ、最後に全て私が殺した。
そんな実力の人が魔法少女をやってもすぐ死ぬだけ。
そして魔法少女になったのも妖精がいたからでしょう?
貴女1人なら怖いことや嫌なことから逃げ出していたでしょう?」
こころは1回目のバグは倒したと言おうとしたが、こころは途中で気絶したし、相手は強い魔法少女だ。
何か言ったらコードに殺されてしまうかもしれない。
「私、魔法少女だけど魔女レベルなのよ」
「……魔法少女から魔女に進化しないの?」
「ええ…だって魔女になると私の大切な物が消えちゃうかもしれないのよ」
コードはこころにネックレスを見せた。
「バグを倒した時に魔力と共に少量排出されるダークエネルギーで作られているの。
魔女になる時に色々とめんどうな事になるから気をつけて」
コードはネックレスをしまい、こころを見た。
「貴女も見たでしょう?
魔法少女が死ぬところ。」
こころは話があまり理解できなかった。
最近色々な事が起きすぎて自分が何をしたかを忘れてしまっているからだ。
しかしこころははっきりと覚えている事がある。
白いリボンの少女が魔力が消れて苦しむ顔。
魔法の力で強化された目で見たバグに殺された少女。
「私は貴女達に死んで欲しくないから言ってる」
「…魔法少女ってどうやってやめるの…?」
「変身アイテムを壊し、自分の体から全ての血液を取り出して蒸発させたらやめれる」
コンセントがこころに向いた。
「ふふふ…まあ魔法少女はそんなに簡単に出来るものではないわよ」
コードはこころのマグカップを持ち、コーヒーを飲んだ。
「それ私の」
「魔法少女の生活はさっきのマカロンのように甘くない。このコーヒーのように苦い。」
コードはマグカップを置いた。
「…でもここのお店のは美味しいな」
こころはウエストポーチを握った。
「それじゃあ。今日はありがとう」
コードは帽子を取った。
すると白い煙がもくもくと沢山出てきた。
「……???」
こころは何もわからなかった。
やっぱりこの世界は夢や幻なんじゃないか?
本当にわからない。
華が戻ってくるのを願いウエストポーチを握りしめた。
これを書いてる時にデータ消えました。
なのでさらに下手になっています。




