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カフェと女性

これまた元ネタを意識しすぎて話がわかりにくいです。

華はスケートシューズを見せた。

「私の靴…少し動きにくいの」

「地面がツルーっとしてたら動きやすいのにね」

確かに地面が綿なせいで靴に絡むし、滑らないしで移動がしにくい。

華とプリンセスは色々話した。

今日の給食が美味しかった~とか友達がなんかあった~とか…

華は懐かしい気持ちで聞いていた。

小学校なんて2年前だ。

「いつから魔法少女をやっているの?」

「あたし……は5年前くらいよ」

華は自分より年下なのに先輩だな~と思った。

別に華より年下という話はしていないが…

突然烏の鳴き声がした。

また強い風を感じた。

そして黒い羽が舞っている。

「まだ生きていたの…?

それとも別個体…?」

華は手を離し、スティックを握って後ろを見た。

烏のバグが現れた。

プリンセスは剣を取り出してバグに向かって跳んだ。

「わ!」

華は驚いた。

「ぅぁっ…」

…一瞬だった。

プリンセスは空中でバランスを少しだけ崩した。

バグはその隙でプリンセスの首を噛み砕いた。

バグには歯があるのだろうか…?

骨が折れた音がする。

…一瞬だった。

その後足で服の襟あたりを掴んだ。

「プ…っ!?」

華の頭にプリンセスの血が落ちる。

地面にも血が染み込んでいる。

華はスティックをバグに向けた。

手は震えている。

魔法少女が殺される所を見るのは非常に辛い。

「魔力が切れる死はすぐに感覚も消えて普通に死ぬけど、バグに殺された時は魔力が生きているから人間の体は意識がないのに痛覚を感じるんだよ!」

妖精がどこからか現れた。

華は妖精を無視した。

「…パールボム!」

バグに5つの大きな真珠が跳んでいく。

その後全て爆発した。

煙と羽が舞う。

華は走った。

こころがどこにいるか知らないけれど。

視界がぼんやりしている。

色を感じようともしない。

喋ろうとしても息しか出てこない。

怪我をしているかもわからない。

こころがバグを絶対に殺せるわけでもない。

でも…それでも…こころを探した。

「華!!!」

こころの声がした。

華は安心してバグについて話した。

「…それで…死んで……!」

こころはバグがいた方向を見た。

まだバグは来ていない。

「バグを倒さずに空間の外に出ることは出来るのかな…?」

「なんか出るには壁を触らなくちゃいけない気がする。

壁…ねぇ…」

歩いても走っても飛んでも壁は見当たらない。

「…どうする?バグもどっかにいるわ…」

「倒す…とか…あ!?」

華はとても長い梯子を見つけた。

「これ…登った方がいいやつ?」

「わからないわ…まあバグもいるし………正直登りたいわ。バグの空間なんてずっと歩いても無駄だろうし。」

「じゃあ登ろう!」

2人は梯子を使い登った。

無限に続いてると思うくらい長い。

床がもう見えなくなってきた。

左を見ると木の枝がたくさんあった。

多分バグの烏の巣だろう。

「巣ね…」

少し登って巣の中を見た。

中には人間の死体が沢山あった。

変な臭いがする。

「うぇ…死体…皆魔法少女なのかな…?」

「おそらくね」

梯子を登った。

上が少し眩しい。

そして騒がしい。

「何の音…?人の声がするけど」

こころは華に小声で話した。

「バグの攻撃の幻聴…?」

華は怯えながら梯子を登る。 

少し登ると天井が現れた。

梯子が架かっている所だけ穴が開いていて、そこから音と光が漏れている。

2人は登り、天井の上に入った。

1人の女性が立っていた。

「子供のお客さんですか?カフェはあちら…あ、魔法少女…?」

「ええ、魔法少女よ。…カフェ…?」

「ええ、ここはカフェですよ。」

「ここ…ダークマターよね…?」

女性は説明をした。

「そうですよ。魔法少女や魔女、魔法使いや魔術師専用のカフェですよ。

作戦会議をしたり、バグがいつ、どこで発生するかなどの情報を交換したり、魔法少女のチームを作ったりする所です。

伝説の魔術師が作った空間ですが、たまに何かの間違いでダークマターから来る人もいますよ。」

そんな場所があるなんて2人は知らなかった。

「へえ……少し聞きたい事があるわ」

「なんでしょうか?」

「この空間から出たいの。強いバグが居て倒せないのよ。」

「強い…バグ…ですか……少しカフェで作戦会議してから行ったらどうでしょうか?」

女性は無理やりカフェに入らせようとしてきた。

「…じゃあそうするわ」

2人と女性はカフェの扉を開けた。

そして開いている四人席に座った。

「強いバグってなんですか?『誘惑の水底列車』?それとも『哀しみの女神』?『夜明けの家』?」

誘惑の水底列車…昨日戦ったバグだ。

「…名前はわからないわ。なんか烏が居て、地面が綿で、空間がとっても広いわ」

女性は少し考えた。

「…それなら『烏の夢』、『夕焼けの羽』、『哀れな少女』ですね。あとは…少し弱いけれど『烏の空巣』とか…」

「名前だけではなく、説明もおねがい…」

華はテーブルに置かれているコップに氷水を注いで言う。

「あっ、そうですよね。

『烏の夢』はグニャグニャした幻覚を見せる小さな烏がいるダークマターです。

『夕焼けの羽』は凄い強い光があるダークマターです。

『哀れな少女』は倒しても復活する強くて大きな烏がいて、とても広いダークマターです。

『烏の空巣』は…」

「そう!哀れな少女!そんな感じ!」

華は水を飲んだ。

店員はテーブルにポテトが置いた。

頼んでいないのに届いたのでとても優しい店員さんが多い店なんだろうか?

「『哀れな少女』は…その…」

女性は紙ナフキンをいじりながら答えた。

「倒せない…」

「どういう事よ?というか戦った事があるの?」

「私達、魔法少女サポーターはバグ一覧を読むのです。

伝説の魔術師が全てのバグと戦ったのです。

その方が倒せなかったらしいのです。」

華はポテトにケチャップをつけた。

「でもそれって昔の話でしょ?ハフッ」

「華…水を飲みなさい。」

こころは華のコップに氷水を追加した。

「はひはぉ……

今の私達なら倒せるかもしれないじゃん!」

「…『哀れな少女』は…本当に倒せないのです…

それは人間が存在する数強くなります。」

「…そう…これから私達はどうすれば…」

こころは聞いた。

「魔法少女サポーターの私が言って良いかわかりませんが、逃げるしか…」

「わかったわ。どこから逃げれば良い?

そういえば貴女の名前は?」

こころはそのままポテトを食べた。

「私は魔法少女サポーター:003です。本名は教えることができません。」

「…さっきから気になってたけど魔法少女サポーターって何?」

華はしっかりと氷水を飲んでから聞いた。

「ここのカフェに来た魔法少女の相談に乗ったりするのです。

給料は…とても低いですけどね。

いつもここに居るという訳ではないですよ。人間ですからお昼は学校に行っていますよ。

…ここから出るには普通に扉を開けると外ですよ。」

「それじゃあそろそろ帰ろうかな」

華は立ち上がった。

「よかったらまたカフェに来てくださいね。

あ、これカフェまでの地図です。」

女性は地図をこころと華に渡した。

2人はそれをとりあえずスカートのポケットに入れた。

「ありがとう!じゃあね!」

華は女性に向かって手を振った。

「さようなら!また…会いましょうね…!」

2人はカフェを出てすぐの扉を開けた。


外は真っ白だ。

さらに強い光を感じる。



ちょい長め

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