↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/32

魔力と魔法少女

カーテンの隙間から太陽の光が漏れる。

「…すー…すー……」

少女が1人寝ていた。

彼女の名前は鮫田こころ。

異世界のお嬢様や勇者などでもない。異世界転移、転生もしない。

顔、運動能力など…全てが平均的だ。

少し頭が良いくらいだ。

つまらない人間だ。

今の時代人間はAIに頼っていて世界的に若者の学力の低下が問題になっている。

テストの平均点数なんて100点中40点だ。

60点を取ればテストの点数のランキング1位を取れるくらいだ。

ほぼ全てをAIに頼ってるせいで自然が無くなってきている。

それに危機感を持っている人間なんて世界で10人くらいだろう。

…馬鹿な人間は自分が馬鹿だと気付けないのだ。

まあこころは人間だ。

半分だけ…人間だ。

もう半分は…?

そう。

魔法だ。

彼女の名前は鮫田こころ。

魔法と少女(ヒト)が合わさった伝説の少女。

そんな彼女を人間と呼んで良いのだろうか?


「あ、揚げパスタとそぼろ煮と鰹節!!」

こころは本当におかしい寝言を言うと同時に目が覚めた。

長い夢を見ていた気がする。

それも、とてもとても怖い夢だ。

「こころ~!」

「…ん…うるさい…もう少し…寝させ……てっ!あ!妖精!!!!」

「そうだよ~…はーとちゃんって呼んでよ!」

こころは起き上がった。

「…そうだ…妖精って何者?」

こころは机に置いてある日記を見た。

「なに?妖精は妖精だよ?」

妖精は不思議そうにこころを見つめる。

「そうだけど!」

こころは日記を閉じた。

こころは聞きたいことを日記にメモしていたのだ。

「妖精はどこから来たのか。それと他の魔法少女も妖精の助けで魔法少女になったのか。妖精は貴女以外もいるのか。」

「質問多いよ~」

妖精は文句を言ってから説明をした。

「えとね…妖精は妖精の国から来たの!魔法少女は自分の力…例えばやる気、勇気、恋とかで魔法に目覚めるの…というか目覚めさせるの!他にも妖精はいるよ!」

「へえ」

こころはメモをした。

「てか魔法使えなくても良いからバグと戦うのやめていいかしら」

「なんでよ!この世界がバグに支配されちゃうよ!」

「凄い先輩魔法少女がいるからさ…」

こころはまだ戦いで一度も活躍していない。

というか戦犯ばかりしている。

それなら魔法少女をやめる…とかの方が良いのではないかと考えた。

そしてコードやMなどの強い魔法少女もいる。

あの人達にバグを倒してもらった方が良いと思う。

「…もしかしてコード?」

「知っているの?」

妖精もコードを知っているようだ。

「でもコードの魔力はいつかなくなるし…」

「…バグを倒したら魔力が貰えるんじゃないの?」

こころは疑問に思った。

「そうだよ。でもバグを倒したらだいたい魔力がなくなっちゃうの」

「貰えるのに無くなるって…何よ」

こころの疑問は増えた。

こころは考えた。そうしたら少しわかった。

「もともとある魔力でバグを倒すじゃない。

その時に使う魔力の消費量が多い…とかかしら?」

「そんな感じ!

説明すると、10魔力を持っている少女が5魔力使ってバグと戦い、バグを倒して3魔力を手に入れる…

こんな感じで少しずつ減っていくの。

ちなみにバグによって手に入れられる魔力の量が変わるよ!」

「…魔力が減っていくなら…ん~……

バグって魔法以外で倒せないのかしら」

「無理だよ。バグは物理だけでは倒せない。

魔法を少し使わないと攻撃が当たらないの。」

「ん~……」

「ということでこころには魔法少女としてバグと戦って欲しいの」

こころは考えた。

確かに先輩魔法少女の魔力がなくなり魔法が使えなくなってしまい、世界がバグに支配されてしまうかもしれない。

しかしこころは世界に何が起きても何も思わない。

「魔法少女…やめる…」

妖精は笑った。

「こころ…やめるの?

…じゃあ華は1人で戦うことになってしまうよ。

魔力が無いときにバグに遭遇したら……それは自分で考えてね」

「華…」

こころは手を握る。

「じゃあ…続けるわ……」

妖精は喜んで跳び跳ねた。

「続けるの!?やったー!!」

「うるさい」

こころは制服とカバンを持って階段を下りた。

「学校行くから」

「じゃあね~いってらっしゃーーーい!」

妖精は大きな声で言いながら手を振った。

親がいないのは1日だけな筈なのにとても懐かしい気がする。

妖精に性格があんまり好きじゃないからって『いってきます』を言わなかった事を後悔しそうになった。

その後こころはパジャマを脱ぎ、制服を着た。

制服はシワが沢山あった。

いつもは親にアイロンしてもらってたな…と思った。

こころはスカートを履いた。

今日の授業は体育があったことを思いだし体操服をカバンに入れた。

朝ごはんは…学校にある食堂で弁当でも買って食べようと思う。

こころは靴を履いた。

その靴は昨日汚したせいでまだ少し水分を感じる。

「今日は…ロックしなくていいわ」

こころが近づくと扉が開いた。

外に出た。

今日は晴れだ。

太陽は輝いている。

地面や柵は少し濡れているが、日光が反射して輝いて綺麗だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。