魔法少女として
太陽が落ちた頃…
「たしか…ここを左に…」
コードはとある車両の左側の壁を触った。
すると隠し扉のようなものが開いた。
コードは隠し部屋へ歩いた。
「死体…」
コードは寝転んでいる少女の死体に触れた。
「あの子達…死体をダークマターに残して帰るなんてね…」
誘惑の水底列車は森を抜けて海の底を走っていた。
走る速度も速くなっている。
そろそろバグは修正されるだろう。
海は月と星の光を反射させている。
海はキラキラと輝いている。
列車はまるで水族館のようだ。
しかし魚はいなかった。
「殺し方を教えたから…このバグも殺してくれるのかと思っていた…
私はバカだった」
列車は少しずつ崩壊していく。
コードの前の車両まで壊れた。
「あの子は必殺技のための魔法で皆の記憶を消しただけ」
コードは少女の死体を抱えながら振り向いた。
右手はリボンバトンを持っている。
リボンバトンの先端についた刃は光っていた。
「消滅んで」
同時にコードがいる車両も壊れた。
列車は粉々になって海の中に散っていく。
バグから血液のような黒い液体が溢れる。
「それじゃあ」
コードは海に沈んでいった。
こころはリビングの椅子に座った。
機械で作ったご飯を皿に移した。
こころはまた考えた。
「バグも…魔法を使っているのかしら」
空間転移などの能力を考えると今は魔法だとしか思えない。
「バグが何かわからないけど…」
こころはお米を食べた。
今日もお米は固くて…なのにお米の表面はベチャベチャしていて…お米がプラスチックみたいな味をしていて…とっても不味い。
一応昔のご飯を再現しているつもりらしい。
栄養も美味しさも何もない。
見た目だけだ。
これなら栄養ビスケットを食べる方がマシだ。
栄養ビスケットは食感は普通のビスケットよりパサパサしているが、栄養が沢山入っている。
小さなこのビスケットを食べるだけで2日間寝ずに働ける位だ。
こころはこの食べ物の良さがわからなかった。
それでも食べなければいけなかった。
人間だから。
でも魔法少女はその名前の通り、魔法と少女が合体した時に生まれる存在だ。
そんな魔法少女であるこころはもう人間をやめてしまったも同然。
魔法と現実の境界を越えた伝説の存在…それが魔法少女である。
…もう食べなくてよかった。
人間じゃないから。
しかし…
「私達は戦わなければ行けないわ…魔法少女として…」
ー私は平和になることを願っているわ。
だからもう…大丈夫。
…もう…創造しなくて良いわ。
神は貴女よ。
神は本当に…この選択肢が間違っていないと思っているの?
暗い世界の中 私は解となって 平和を願い 永遠に遊戯に閉じ込められていたー
これは伝説の魔法少女の物語。
これは七つの大罪と神の物語。
やっと元ネタでの2巻の終了です!
ということはこれから3章になります!




