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微子の憂鬱  作者: 日和見


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24/40

帝辛の最後

胸糞悪い話です、

微子の憂鬱、第24話 「皆良く従ってくれた、ただここからは無用、下がれ」帝辛は、燃え盛る宮殿の下で相変わらずの無表情で告げた、「辛様」と妲己が近寄ろうとするが、手の平を突き出し、止めてしまう、そして気の所為かと思われるくらい小さく笑う、「遠い異国の地で、大変だったろう、望みを叶える事は出来たが、幸せを与える事は叶わなかった、兄上がそれを埋めてくれるならば私はそれで良かった、悪来、妲己を兄のもとへ、最後の命令だ、妲己生きておくれ、王でなく1人の男として愛する人に幸せであって欲しいのだ」そう言い残し燃え盛る宮殿の中にゆっくり歩いて行った、「嗚呼、辛様」と泣き崩れる妲己を抱え最後の命令を遂行する為悪来は進む、商を弟を裏切った微子の元へ、そして悪来は感情を押し殺し、微子に告げる「微子殿、妲己様をお連れしました、」こちらを見た微子の顔が歪む、「妲己、この毒婦が!」周りの兵士達に命じて2人を取り囲む、と、「び、微子様?」オロオロしながら怯えて妲己が口にすると、微子の怒号が響き渡る「その毒婦が国を滅ぼしたのだ、何度八つ裂きにしても足りん、明日の日が登るまでに首を持ってこい、それまではお前達の好きにしろ!」と告げその場から立ち去った、悪来は最後の命令を護る為多勢に無勢で立ち向かった、が既に満身創痍の為に直ぐに討ち取られてしまう、襲われる妲己、絶世の美姫に兵士達は興奮しながら群がって行く、蹂躙されながら絶え絶えの声がかすれる「し、辛様」其れを投降したばかりで助けるどころか不快の感情を出す事も出来ない帝辛の息子武庚は醒めた目で見ていた、親衛隊の残りは燃えた宮殿の跡を宝物の様に守り投降を呼びかけられるも断り周兵に殲滅される、また微子も妲己の首が届いた後に1人涙する「嗚呼、すまない妲己」と。

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