FILE12 女装男装
それで?ともあが首を傾げて二人に問う。
「昼に聞いていたから身に来たんです」
と、志呑が何処か嬉しそうに言う。なんでだよ、と悠志が呟くと志呑が、明日写真撮らせてくれないじゃ〜んと言葉を返した。
「あの、真吾先生…………提案」
と瑠衣がこそっと話かける。そして、分かったよと真吾が言うとそっと呟いた。
「…………なぁ。男装すりゃいいじゃん。」
その声を聞くと瑠衣を除いた後のメンバーが「はぁ!?」と声を揃えた。
「お互い様だよ!!馬鹿もあ!」
「そーかそーか!!やってやるよ!!」
「「待って!!!?」」
その会話を聞いてふぶきが「平和なのです☆」と笑顔で言うと瑠衣が「ふぶきちゃんも、やろっか?」と笑顔で言った。
「ななななんで!私、関係ないです!!」
「いいからー、楽しそうじゃん♪」
舞菜の言葉に丸く収められた。
☆
さて、愛歌は(実は)教室から出て階段を下りた中庭で何かを掘り返している。
「…………あった。」
少し嬉しそうに言うと、中にあった箱を出して教室へと戻ることにした。
☆
そんな愛歌が教室へと戻り扉を引いた、その時だった。
木製の引き戸の少し空いたところから茶髪で長髪のメイドの後ろ姿が見え、扉を締めた。
あれは誰だろう。見覚えのある茶髪の色だと思っていたら引き戸がゆっくり開く。目の前にはやたらと可愛らしいメイド服が見えた。
「おい、何してたんだ」
「へ?……………飛夜理?」
と恐る恐る、でもどこか笑いそうな顔をしていた。その脇から顔を出す瑠亜が「入ったら?大丈夫だから」と笑顔で言っていた。
「そう…………ならは…………え?」
真っ先に目に入ってきたのはもあが学園の男性用制服を着ていた姿とその隣で女性用制服を着た真吾の姿だった。
「え?えぇ?!」
と愛歌が叫ぶともあが「そんな驚くなよ。」と言い、続いて真吾が「そーだよ、そーだよ」と言った。
「あは………はは………」
と次に目に入ったのは男性物の着物を着た麗華とスーツを着た瑠衣。(悠志の)制服を着た夢、小柄な割に着た執事服の舞菜、巫女服………いや、男性物言わばアメリカンポリス風の服を着ていた。
さすがにこれを見た愛歌は絶句をした。
「明日…………」
「いっそ、性転換カフェにしてまえって話でね。」
「あぁ、そう…………」
麗華がざっくり説明をした。仕方ないかと頭を抱えた。
明日はなんとなく楽しくなりそうだね。
きずながそっと呟いた。




