表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/49

FILE9 借り物競争って……?!

「次は『借り物競走』だ」


 もあが単語を並べていう。

 ルールは実に単純。各チーム2人が3枚のメモに書いてある物を借りてくるというもの。

 それにもあが補足を加える。


「ただし、かなり細かいからな」


 一同はそんなに細かくないだろうと笑い、知る由もなくゲームは始まった。


 チーム分けは、夢と瑠亜、雪乃(よく似ている舞菜の妹)と幼めのポニーテールをしたどちらかというとブラウン系な髪色の理事長・()()で、あとはユノとあらし、きずなとふぶきである。

 各チーム、3枚のメモを受け取るとぱーっと散らばった。


 瑠亜と夢チームはというと『青くて大きくてゴミ回収日に持っていく所に有るバケツ』『水玉のような柄をした猫を抱っこした誰かのお姉さん』『そのお姉さんの兄妹』と言ったまぁ、適当な説明だった。


「「………………」」


 流石に場は静まり返る。

 どうやら、雪乃たちも同じような雑な説明で戸惑っているのだろう。


「………都合よく猫なんて………」


 と、夢が諦めかけた時だった。


「あ!待て、にゃんの助!!」


「!?」


 一同は目を丸くした。

 白と黒の微妙な水玉の模様の猫を抱き上げた女の人に目が行く。

 その女の人は、『グレー』の髪色でショートカットで前髪をピンで止めたスラリとしてはいるが身長は多分、瑠亜ぐらいだろうから、そんなに高くない女の人だった。


「……………引き篭り姉さん…」


 そうしかめっ面で呟いたのは悠志だった。

 皆が悠志の方を向き、もあが振り返る。そして、目を丸くする。


「あ''!!志呑(しのん)!!!」


「もあせんぱーい!お久しぶりですー」


 その人は志呑というらしいが猫目でクールビューティーな感じが、悠志に似ている。


「悠志の……姉……」


「なら!少しお付き合い下さい!」


 夢が声をあげた。すると、志呑は少し首をかしげたが、すぐに答える。


「え?いいよ〜」


「悠志!!来なさい!!」


 隠れようとしている悠志の首根っこを瑠亜が掴んで連れてくる。

 むすっとした顔で隣に悠志を座らせると、もあが「ゴール、一位な」と首にfirstと書いた紙を夢の首にかけた。

 そして、二番にふぶきときずな、三番に雪乃と智ノ科、最下位はあらしとユノだった。


「本当に細かった………」


 ユノが膝をつき手を付き、顔を下げはぁぁぁあとため息を吐いた。


「珍しい、ユノさんが嘆いてる」


「確かにな」


「え?!なんか酷くない?!」


 瑠亜とあらしの台詞にユノは言い返す。それからユノは振り向くと「お前らちゃんと水分取れよ」と言った。

 それを見た志呑は「相変わらずお母さんみたいだねー」とケタケタ笑っていた。


「…………愛歌。悠志に姉がいるって…」


「知ってたわよ。………実物は初めてみたけどね」


 飛夜理の質問に愛歌はあっさり答える。

 その隣では悠志がイライラとしたオーラを(まと)っていた。


「姉さん、なんで居るの…………家で大人しくしてればいいくせに……………なんでにゃんの助まで………………」


 それを見た飛夜理は、あ、だめだ、近寄らないでおこうと決めた。


「あ、飛夜理が召されたよ」


 舞菜が目を丸くした。すると、希月のハリセンが後ろから飛んできた。


「こんのヘタレくそ兄貴ィィィィ!!!」


バシィッ!!


「つぇぇぇぇぇぇぇ!!」


「………さすが」


 愛歌が感心すると希月は「ありがとうございます♪」と答えた。ましてや、兄までもちゃんということを聞かすのだからすごいものだ。

 場面が変わり、教員テントでは、さて、次は………と創が紙を眺めていた。そして、これか。と納得すると志呑にある事を頼みに行った。

おまけ絵

挿絵(By みてみん)

イラスト:心井菜城愛

今回の事をたぴおか氏に話してた時です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ