#014「七人隠坊」
舞台は、廊下。
登場人物は、山崎、渡部、朝丘、吉原、聡司、源田、杉並の七人。
「かっくれんぼ、する人、この指、とまれ」
「懐かしいですね。はいっ、とーまった」
「くだらないことを」
「まぁ、そう切り捨てずに。僕も、とーまった」
「はぁやくしないと、切れちゃうぞ?」
「あとは、朝丘さんだけですよ?」
「自分は、逃げも隠れもしない」
「何も、そう意地にならなくたって良いのに」
「たぁかぁ、やぁまぁ、つーぶした。ろうそく一本、切ぃーれた。あとから来ても、よさないぞ?」
「たまには、童心に返るのも良いものですよ?」
「しつこいな。参加すれば満足なんだな? ほら」
「そんな、力任せに握らないでよ」
「三、二、一。ゆぅび切った、ふぅ」
「かっくれんぼ、する人、この指、とまれ」
「あぁ、山崎くん」
「急に、どうしたの?」
「はぁやくしないと、切れちゃうぞ?」
「事情を説明する気は無さそうだね」
「掴まえて欲しそうだから、乗っておこうよ」
「たぁかぁ、やぁまぁ、つーぶした。ろうそく一本、切ぃーれた。あとから来ても、よさないぞ?」
「目障りだし、静かにして欲しいから、構ってあげようか。はい」
「周りから白い眼で見られるのも、耐え難いものね。僕も、つっかまえたっ」
「三、二、一。ゆぅび切った、ふぅ」
「聡司くんとグルだったんだね」
「どうやら、そのようです」
「先輩、お久し振りです」
「お久し振りですね。源田さん、杉並さん」
「この七人で、かくれんぼか」
「それじゃあ、鬼を決めるぞ」
「だ、れ、に、し、よ、う、か、な。て、ん、の、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、り。あっ、ぷっ、ぷ、の、あっ、ぷっ、ぷ、の、か、き、の、た、ね。てっ、ぽう、うっ、て、ばん、ばん、ばん。きーまった」




