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黒いWHITE・HEART
「何でそれを……」
蛇が先客に問います。
水神さんは青色の龍の姿に変わりました。
「ハハハ、そのお嬢ちゃんが持ってるんだ。私が持っててもおかしくはないだろう」
先客は少女を指してしゃがれた声で笑う。
人が居た世界の静寂の中、その声だけが響く。
「WHITE・HEARTが黒い訳はなに」
水神さんが先客のWHITE・HEARTを見て言います。
「それを教える意味は無い」
「この世界の大切なものはそのWHITE・HEARTか?」
「んん?ああ、夜空の猫か。久しいな」
どうやら先客は夜空猫を知っている口ぶり。
少女は話についていけない様子。可愛いですね。




