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老骨に鞭を!  作者: G-wen
1章 事の顛末は、、、、大概、神が悪い。
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新たな門出

投稿したつもりがなってませんでした(´;ω;`)

再投稿致します。よろしくお願い致します。

天災は、前触れなく訪れる。


人間が統治する“帝国”と獣人が統治する“王国”


両軍の小競り合いによって生じた火種は、国々に緊張感を抱かせるには十分すぎる程、熾烈さが増していき指揮を執っている。両軍の疲労が謙虚に現れている。


「全軍、突撃!!!」


誰が発したのか。これで幾度目になるのか。戦う兵士の頭には、それすら分からなくなる程に毎日の様に繰り返される戦により、疲労が溜まっていた。


突如、両目を覆いたくなる程の閃光と共に衝撃が両軍を襲った。


爆風。木の葉の様に舞う両軍。


なんとか後方により直撃を免れた兵士が体勢を立て直し、敵軍の方角に向く。


そこには、青々としていた草原は無く。何処までも続く、荒野が広がっていた。


先ほどまでの戦が夢だと言われた方がまだ、納得出来る。


「ウェイン無事か!?」


壮年の男性が、青年に声を掛ける。見慣れた顔に青年は自然と頬が緩むが、先ほどの戦が現実だったと思い知らされ強張る。


「はい、私は無事です。どういった状況なのでしょうか?」


「わからん、だが妙なのは確かだ。ここは、帝国領じゃあねぇな。」


大陸中央から北東に位置する広大な平原が出来ている。若いころ放浪の旅をした彼からしても思い当たる節が無いのか。顎ヒゲに手をやり考える。


「なぁ~、あんたらも迷子か?」


突如、後ろから声を掛けられ二人は構える。


「獣人・・・・」


剣を構えたウェインを手で制す。


「いやぁ~~悪いね。まだ、現状が把握出来て無いもんでね。」


「ま、しゃ~無いわな。」


翼人の青年が一歩前に出て答える。後ろには、彼の同僚なのか“狼人”“猿人”の兵士が控えている。傭兵なのか、装備はバラバラであり統一性は見やたらない。

唯一、胸に付けている紋章のみが共通している。


「ま、俺はガンガス。こっちの狼がロッチ。そして、猿が「俺は猿では無い!!!」ロドスだ。」


憤慨する猿人を他所に自己紹介を済ますガンガス。


「おっと、名乗られたら名乗らねぇとな。俺がロウだ。そして、こっちの若けぇのが、ウェインだ。長い付き合いになりそうだな、よろしく頼むよ。」


「よろしくお願いします。それでなんですが、ここは何処か分かりますか?」


「俺はさっぱりなんだが・・・・」


首を横に振りガンガスが答える。視線を猿人に向ける。


「遥か、西の端っこ方・・・・・魔王領に飛ばされている可能性がおっきいね。」


「わかるんですか?」


ウェインの問いに、肩を竦めながら答える。


「ん?あぁ勘みたいなもんだがね。風っていうんかな?匂うんよ。」


「匂いですか?」


鼻をしきりに動かすが、さっぱり分からないといった様子のウェイン。


「常人にはわかる筈が無い。彼奴は、游民の出だから分かる様なもんで、浪人の俺にもさっぱりだ。」


「游民族だと・・・・」


固まるロウの様子が気になり、耳打ちをする。それは彼にとって聞きなれない言葉だった。


「游民族ってのはな、路銀を貯めては各国を転々と渡り歩いてるって言う集団だ。一人だったり、十人単位だったりとその正確な人数を把握出来ていない。幻の民族だ。」


「それの何が問題なんです?」


「あぁ~それは「殺しっすよ。」!?」


いつの間にか背後に回られており、警戒を解いたつもりの無い二人は固まる。


「元っすよ。だけど・・・・あんま詮索しないで頂きたい。」


ロドスの雰囲気が突然変わり、無言でただ頷く事しか出来ない二人。

その様子に満足したのか、笑顔に戻る。


「長い旅になりそうすっからね。ね?リーダー。」


「え?わたしが?」


突然リーダーと呼ばれ、戸惑うウェイン。


「まとめ役は必要すっからね?ガンガス、ロッチ?」


なにか思い当たる節があるのか、同意と頷く二人。

「でもいいんですか?ガンガスさん」


「何故、俺に振るか分らんでも無いが・・・我々は元々フリーの傭兵。パーティーなどでは無い。」


何かを諦めたのか、ロウに視線を向けるが笑って返される。


「頑張れリーダーさん。」


「ロウさんからかわないで下さい。」


「で、どうする?リーダー」


ロッチの問い掛けに思考を巡らす。


「とりあえず、現状把握の為に小さい村を目指しましょう。」


「まぁ妥当な所ですね。街じゃないって事でいいですね?」


「はい、街じゃない方がいいでしょう。」


「「了解!」」


幾度となく繰り返した戦の中で、国同士はどうであれ兵士同士は敵と言う認識が薄れていった。国など関係の無い所でまして、そこに金銭が発生しない状況が尚更、彼らを争いから遠ざけた。


「で・・・・・どっち?」


「あっち?あははははははぁ~~~~すいません、わかりません。」


「しょうがないっすね。あっちすよ。」


「わかるんですか?」


「いや?さっぱり。」

ロウとガンガス、ロッチは小さく溜息を吐く。お互い視線が交差し、自然と笑みがこぼれる。


まだまだ帰れそうに無いという正しい共通認識を残し。


新リーダーの後を追う。そんな中、ガンガスは先ほどの会話を思い出す。


「ガンガス、ロッチ・・・・ありゃやべーわ。」


「そうか?弱そうだが・・・・」


いつもの雰囲気はなりを潜め、真剣な表情のロドスに何があるのか先を促す。


「ありゃ元王族だね。」


「「!?」」


「どっちだ?」


「若い金髪のにーちゃんの方。じいさんの方は、護衛?いやあの様子だと、ちょっと違うかな?どうする?接触する?」


ガンガスとロッチの顔がにやける。


「その顔は、凶悪すっから止めた方がいいっすよ?」


「ついに来たか、この日が・・・・・」


「「我らが、王を!!!!!」」


「で?どうする?」


「えっとすね・・・・ここはこうして・・・だね」


「こうきたら?」


「こうじゃないすか?「いや・・・・・・だろ?」さすがっすね!!!」


三者が円になり打合せは終了し、向き直る。


「行くっすよ?」


「「応!!!」」





「なぁ~、あんたらも迷子か?」



ありがとうございました!

どうしても登場させたかったキャラを登場させる事が出来ました!

今後ともよろしくお願い致します。

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