ダフネフの情報網
美しい死体、彼女を一言で表現するとしたらこれ以上の言葉無い。
陶磁の様に澄みきった白眼。ライトブルーの肌にはシワ一つ無く、艶やかな黒髪はまるで海を漂うワカメの様に緑がかっていて、、、」
「ワカメみたいな髪と言われて喜ぶ女性はおりませんよ?ダフネフ様。」
「嘘だ!なんでなんで?ルアール。」
「ワカメは褒め言葉では無いからです。藻ですし。しかも今はそんな事よりもすべき事があるはずです。」
「あぁ〰️陸地が見えてきたんだっけ?」
はい。と短く返事が返されモニターを指さす。
なんか?土煙が上がってない?
「拡大して。」
そこには、甲冑を着込んだ兵士達と獣人族と思われる鎧を着た兵士達が戦っていた。
両者は拮抗しているのか、夕方まで争いは続いた。
現在、辺りはすっかり暗くなり。空からは野営の焚き火のみが確認出来る。
「何を目的に戦っているんでしょうか?」
ルアールの言葉に皆目検討もつかず。それぞれの野営に偵察を送り込む。体長5cm程の楕円形のフォルムに薄い羽が付いた虫型のモンスター。通称Gを100体程送り込む。特徴としては高い防御力と機動力に優れており頭の中心にある第三の眼により映像と音声をモニターに転送出来る優れもの。城内では特に防犯の役目で放ってはいるが女性陣から猛反発を受け現在は、城外で情報収集を行っている悲しい経歴をもつ。
ハンカチで目元を拭っていると、モニターにLIVEの文字が浮かび上がりそこを選択する。
ゴリゴリの厳つい大人が四人テーブルに座っている映像が映る。小声ではあるが話している事が口元が動いている事から何とか確認する事ができる。
「お前はそれでいいのか?」
一人の男が、対面に座る男性に話す。
「あぁ、満足さ。今日は大分、稼いだからな。」
「傭兵の俺には過ぎた仕事だったんだ。」
「俺達、傭兵にもプライドってもんがあるだろう!ここで逃げるとは卑怯だぞ!」
一人立ち上がり、手に持っている袋を机に投げつけ叫ぶ。ガシャンと金属がぶつかる様な音が辺りに響く。
横にいる二人が慌てて立ち上がり、宥める。
静かに対面に座っている男が袋を手に取り立ち上がるり、振り向き様に一言。
「おめぇもう金無いだろ?」
天幕から外に出ていった。
クソォーと叫ぶ男と宥める二人を残して、、、。
「関係ないよね?多分、争いは争いだろうけど。」
「え、、、、えぇ。」
ダフネフの言葉に苦笑いで答えるルアール。
一定の単語や、簡単な状況判断を行い該当する映像を転送してくる。優秀なんだけどね。
結果この日、ダフネフの元に送られてきた映像は、賭け事、痴話喧嘩、酒飲み同士の喧嘩。計1
143本の映像が送らてきて。全てを確認した頃には目の下に隈が出来た二人と朝を知らせる鶏(3m)が鳴いていた。
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