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老骨に鞭を!  作者: G-wen
1章 事の顛末は、、、、大概、神が悪い。
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訪問者

【改訂版】になります!

 ドワーフ国内は、騒然としている。それは国境警備隊からの使者からの報告による物である。


 エルフの使者がかの地に向かう。


 その後に、こう綴られていた。


 エルフ各人と共に移住との事。



 城をひっくり返したかの様に慌てた。国の重鎮達をはじめとして、従者までも慌てて身支度を始める。


 ただ一人を除いて。






「あまりにも危険です!どうかお考えください。」


「それしかあるまいて、、、、。」


御前会議を沈黙が支配する。


「ポール、主に我が国を譲ろう。」


 突如告げられた王の言葉に臣下一同、衝撃が走る。第一人王子に戴冠、若すぎる王の誕生である。


 ドワーフの国には、王子3人が居る。


 第一人王子ポールはまだ12才。あまりにも急に告げられた王の言葉に会議室は騒然となる。


 「あまりにも、早すぎませんか?」


 宰相の言葉に、未だに動揺が隠せていない王子自身も同意を示す。


 「私もナルディアの言葉と同意見です。若輩の私にその任がとても務まるとは思えません。」


 「ナルディア、ポールよ。戴冠式は、未だ先の話だ。私がかの地から戻り次第に国の様子を見てからとする。それからでも遅くはあるまい。」


 「しかし、、、、」


 ポールの言葉を手で制す。


 「それまで、頼んだぞ。」

 

 両者無言で見つめる。王の有無を言わさぬ毅然とした力強い瞳に、王子はただ見つめる事しか出来ない。


 「、、、、、必ずや御期待に答える様、全力を尽くします。」


 迷いなく、見つめ返す王子に安堵し視線を宰相、横に控えている王子達に向ける。


 「補佐を頼んだぞ。」


 「ハッ」 「「あっ、はい!!」」


 宰相に続き、少し遅れ気味ではあるが王子二人も片膝をつけ頭を下げる。


 「「兄様を支えます。」」


 「不安はまだ拭えませんが、、、、まぁ全力は尽くします。」


 手に持つ、大槌の柄を地面に叩き立ち上がる。


 それと同時に国の重鎮達も一斉に立ち上がり王に体を向ける。


「我が国は、神の祝福を受けた!しかし、それに対し甘えは許さぬ!努々忘れるで無いぞ!!」


 短くも力強い声が、会議室内に響き、布が擦れる音が波のように一斉に広がる。


 臣下の礼。


 誰一人としてその顔に笑みなく力強い瞳にて答える。


 無言で壇上を降り、退室する。


 







 赤い絨毯の上を一人歩く、、、、。


 何度此処を歩いたか、考えれば考えるだけ嫌気がさす。


 歩調は少しづつ速くなり、遂にはスキップへと変わる。大槌を肩に担ぎ上げ、楽しげに廊下を進む。


 自室へと向かい意気揚々と旅支度を始める。その様子を後ろから眺める王妃。


 「あら、あなた随分とご機嫌の様子ね?」


 これいるかな?いらないかな?と荷物の整理に夢中になって居て気配に気が付かなかった。


 「あ、あぁ〰️バーバラか驚かせるな。一瞬、ナルディアが来たかと思ったぞ。」


 一瞬、振り向くが妻だとわかり安堵の表情を浮かべ荷造りを再開する。


 「バーバラも来るか?」


 「いぇ、私は遠慮しとくわ。」


 空いているテーブルで、優雅に紅茶を飲む。


 「おぉ、そうか残念だな。」


 言葉とは裏腹に声色は明るい。その様子に、溜め息を漏らす。


 「あなた此処、嫌いだものね。」


 「まぁな。」


 「此処では、息が詰まりますか?」


 「まぁな。」


 「それで、ポール様に後任されたと?」


 「まぁな。」


 「、、、、、、、、。」


 







 鼻歌混じりに、荷物をまとめ粗方終了した。

 

 本当は今すぐにでも行きたいのだが、自制する。明日でもまだ十分間に合うし、簡易的に引継ぎ(雑務)を行わないといけない。まぁ、ナルディアに任せておけば万事問題は無いのだが、、、、。


 「ん?ナルディア?」


 「はい、お呼びで御座いますか?」


 振り返ると、そこには既にエレナの姿は無くナルディアが立っていた。


 笑顔で。


 「元気そうで何よりだ。」


 「はい、先程お会い致しました。」


 「そ、そうだったな。息子は元気か?」


 「はい、今は私の補佐に尽力してくれております。」


 「それは何よりだな、、、、、。妻は元気にしているか?」


 「先日、文句を散々吐き散らしながら。今は実家の方に戻って居ります。」


 「それは、、、、なんと大変であるな。」


 「仕事が、山の様に有りますので仕方ないかと。」


 「そ、、、、そうだな。大変だな。」


 「えぇ、そんな糞忙しい時期に世代交代とは中々で御座います。」


 「中々だな、はははははは、、、、、はぁ」


 無言で見つめる。その瞳には、王が写っていた。


 




 「すいません。」


 バッと立ち上がり、鞄を持ち。


 王は逃げる様に走った。


 宰相はその様子を只、眺めた。多分追いかけてしまったらきっと自分は王を殺めてしまう。


 丁度、城門の所で門兵と押し問答しているであろう王を部屋の窓から眺めている。


 兵を振り払い逃げる様に走る王と手を引かれる王妃の後ろ姿を。


 




 ◆






「ダークエルフのアンディです。こっちが妻のリリセラです。」


 「よろしくお願い致します。」


 片膝を着け頭を下げている二人を見つめる。


 「ふむ。」


 「ウッドエルフのウル。」


 「ウッドエルフのララ。」


 「ふむ。」


 片手を上げ、元気良く自己紹介する二人。


「ドワーフ族のグラフです。して妻のバーバラです。」


 「どうぞよろしく。」


 「ふむ、なるほどな。して、、、。」


 大槌を地面に置き、片膝を着けるドワーフの男性とスカートの袖をつまみ上げ頭を下げるドワーフ?の女性。


 そういいながら二回目となる自己紹介を終わらせ、一人の男性を見る。申し訳なさそうに此方の様子を伺っている。


 「この度はお日柄もよく、こうして謁見賜りました事、誠に嬉しく「要はなんじゃ?」えっと、エルフ族の使節を住まわせて致きたく、、、。」


 内容は、わかる。


 「何故に同時に来た?むしろちょっと遅れて来たよな?普通は、使者が来て返事を返してから使節が来るんじゃないかの?」


 「はい、一言一句その通りでございます。」


 「して、遠くに見えるのはお主の種族かの?」


 指された方を見て表情が砕けるダークエルフ。


 全身真っ白なエルフ二名と、全身真っ黒なエルフ二名が物凄い速度で走って来ている。


 「「すいませーん。遅れました!!!」」


 儂は耳を疑った。早すぎて説教してた一団がまさか普通であやつら遅刻とは、、、。

 遅刻の常習犯とは、学校から物凄く近い奴か遠い奴だからな。などと関係無い事を考えている間に4名が合流して話は振り出し。


 「じゃあ一回帰る?」


 辺りを見渡しララが言い放つ。ウルが頬を膨らます。


 「えーめんどくさい。」


 「ふむ、まぁよいじゃろう。で家はどうするのじゃ?」


 「ありがとうございます!早速早馬を出して人員を送ります。一週間程野営になりますが、我慢してくださいね!本来であれば家を作った後の派遣でしたのであなた達の責任です。」


 涙を流しながら感謝を伝え、エルフ達に睨みを効かすダークエルフにブーたれるウッドエルフ姉妹。


 「儂はアダムスじゃ、まぁ好きに呼べ。とりあえず邪魔にならなきゃ後は好きにせよ。」

 

 「寛大な御言葉ありがとうございます!」


 気にせず話を進める二人を他所に静観を決め込んでいた2柱が口を開く。


 「「そう言えば初めて名前聞いたかも」」


 そうじゃったかの?と頭を掻きながら家の方へと歩を進める。大した問題でもないかとばかりに2柱は爺の後に続いた。


 そして、、、、、夕食の準備中であった事を思いだし追加した方が良いかと頭の中が切り替わり調理を再開するのであった。

 

 

 

 

ありがとうございました!


そういえば名前でてませんでしたね(笑)

頑張りますのでよろしくお願いいたします!

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