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田舎の山奥でこっそりダンジョンの管理人始めました  作者: わたがし名人


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第24話 頼りになる従業員たち



「はぁ、メンドイけど行ってくるね~」


「いってらっしゃーい」


 アゲハはダンジョン管理局に報告のため出発した。一時的な来訪だと思っていたが、アゲハの様子を見るからにまたここに帰ってきそうな感じだった。まぁアゲハの作る料理はおいしいし、ニーナも喜ぶから戻ってくるならそれでもいいかなとイツキは思っていた。



「ダンジョン行ってくるー」


「ああ、気をつけてな」


 アゲハを見送ったニーナはダンジョンへと向かった。クマが新たに仲間として加わったことで、ダンジョンの管理は格段にラクになっていた。



 元気になったクマはその後、動物たちのリーダーとなり全体の指揮をとっていた。本来の力を取り戻したことで、再び山のヌシに返り咲くことができたのだ。


 指揮のとれるリーダーが生まれたことで動物たちの統率がまとまり、第5階層までその支配圏を伸ばしていた。


 流石にボスモンスターであるオークキングとは戦えないが、オークとの戦闘は問題なくできるようになっていた。クマが単独でオークに匹敵する戦闘力を有していたこともあるが、イノシシとサルが成長し強くなったことも大きい。協力して戦えばオークも敵ではなくなっていた。



 日々の日課であるダンジョン内の見回りはニーナと動物たちだけでも問題なく回るようになっていた。ボス部屋にいるオークキングもニーナ単独で倒せることがわかったので、イツキの出る幕はなくなった。



 山の見回りはクマが積極的に見てくれている。


 ちなみに現在のイツキの山にはほとんど野生動物はいない。みんなダンジョンに連れて行ったからだ。なのでそこまで気にする必要はないのだが、元々クマは山のヌシだ。山の様子を確認しておきたいのだろう。



 何故かクロとクマは仲が良く、クマが山に行くときはクロがクマの頭に乗り、一緒に見回りをしていた。クロの立ち位置が全く謎なのだが、アゲハの鑑定によるとクロは普通の猫。もう気にするのはやめることにした。




 ダンジョンでモンスターを倒すと成長する。それは動物たちも同じで、イノシシとサルは日に日にかしこくなっていた。


 特にサルたちの成長が顕著で、サルたちは道具を使えるようになり、戦闘や雑務など多岐にわたって活躍するようになった。ドロップ品の仕分けや噴水に魔石を補充したりなどを任せることができるようになった。


 このことはかなり大きく、イツキとニーナの負担が減り、その分のんびり過ごせるようになった。ようやく本来イツキが求めていた生活が実現しつつあった。


 野良ダンジョンを見つけた当初はどうなるかと思っていたが、今では頼れる動物たちのおかげで何とかなりそうだ。



 イツキは元々騒がしいのはあまり好きではなかったが、こうゆうのも悪くないと思うのだった。



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