これからの話
夫氏が定年を迎えた。
と同時にシニア採用となり、今日も会社に行った。
定年後、夫氏が家にいずっぱりになったらどうしようと思っていたので
年金をもらうまでの五年間、シニアとして働いてくれることは幸いだった。
私は今、自転車で転倒した際負った左脇腹の打撲のため専業主婦に戻った。
実を言えば今年、仙台へ転勤する予定だったので2月で仕事を辞めたのだ。
しかし、夫氏引き留められてしまった。
詳しくは触れないが、来年は仙台へ引っ越しする。
だから一年のあいだ、何か仕事をしようにも、難しいのだ。
幸いにもケチケチ生活をすればなんとかなる。
私もせっせとポイ活しているので、どうにかなるにはなるし
一年だけ家事のかたわら、休載していた連載を完成させることにした。
ただ問題があった。
母のことでずっとモヤモヤしていたから、
感情という器になみなみとつがれていたものが濁ってしまったうえに
きれいさっぱりなくなってしまったから
文章を書こうにも書けなくなってしまったからだ。
このままフェードアウトしようかとも考えた。
でも、気持ちが凪いでいると、ふっと浮かぶ文章がある。
ああ、まだ書けるかもしれない。
まずはリハビリしようと思い立ち、noteやらなにやらでいろいろ書いた。
でも、物語は書けなかった。ト書きは書けるが心理描写が書けないのだ。
何度も書いてみては詰まる。その繰り返しだった。
でも、やっと母とのことを過去にできたことで、
ぶわっと物語、しかも短編が降ってきた。
まだ、書ける。
やっと、書ける。
まずは私の過去を整理しよう。
ということで伏せたいところは伏せたまま、私という人間の輪郭をなぞることにした。
やっぱり書くことでしか、私は感情を整理できないのだろう。
ここまで書いて、やっと、母とのことを終わらせることができた気がする。
あとは書くだけだ。
そう、書くだけ。
やっと解放された気がする。
私は自由だ。どこまでも飛べるし、飛ぶぞ、行けるところまで。夫氏と一緒に。




