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つい話(はな)しかけて

月あかりの中で、言葉が生まれそうで生まれなかった瞬間を詠みました。

仕草と光だけで、気配が立ち上がるような一首です。

ついはなしかけて

きそうにちか

つきあかり

きみ右手みぎて

さえぎってきて




【解説】

差し込む月の光がとても明るくて。

もう少しで言葉がこぼれたかもしれない。

もう少しでそれを伝えられたかもしれない。

もう少しで。



=========余白de川柳=============

さんざめき あわいを競ぶ 青嵐

あつかぜや 裏山の色を 事直し

颯々と 日影を纏う 爽風や

金色を 齎し給へ 青田風

黒南風も やがては白く なりにけり

知らぬ間に 色なき風と 成り持て往き


読んでいただき、ありがとうございました。

言葉の未遂と距離感を置いてみました。


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