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開(ひら)くフリマの一覧(いちらん)
くしたものの並ぶフリマの一覧から始まる。
そこに、あのひとの名は無い。
気付いた瞬間に、少しだけ心が揺れる。
その揺れの行き先は、読むひとそれぞれの今に委ねたい。
開くフリマの一覧
並ぶは失くしたもの
ばっかりと
気付くあのひとの
名は無いことに
【解説】
・参考1
あのひとを。
失くしたのか。失くしたのなら並ぶはず。
失くしそうなのか。それなら並ばないよ。
もしかして、
失くしたことに気付いていないのか。
それとも、
もうなんとも思っていないのか。
・参考2
彼氏にいろいろ持ってかれた。
浮気相手に渡したようだ。
浮気相手が自分の名でフリマに出している。
許すまじ。
==余白de川柳==
どっちにも 向けて困るが おもしろい
失くしたものばかりが並ぶ景色は、
ときに心の棚卸しのように見えることがある。
名の無いことに気付いた瞬間、
そのひとをどう思っていたのか、
自分でも分からなくなることがある。
良いことなのか、悪いことなのか、
もう判断できないまま揺れている情として
置いておきたい。




