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タイトル 汚(よご)れ鏡(かがみ)

ひとの背に伏せる仕草や、

ふとした反射に映る気配を詠みました。

触れられない距離のまま、そっと置いてあります。

静かに読んでいただければ。


よごかがみ

きみ

かく

うつむくクロムに

うつ虹彩こうさい




【解説】

このひとの傍では、表情を隠す。

見られぬよう、鏡にも映らぬように、このひとの背に伏せる。

でも、俯いたネックレスのクロムには映ってしまう。

このひとがそれを見ることはないのだけれど。



========余白de川柳=========

駅間通路 エナドリ配布 いただきま

久方振り 外食ランチ ★★★★★

腹ごなし 県境の橋 渡り見る

へいじつに きゅうじつのはんぶんは いるとかい


読んでくださり、ありがとうございました。

見えないはずのものが、どこかに映ってしまう。

そんな“距離”の揺らぎを一首に込めました。

またどこかで、ひとつでも響くものがあれば嬉しいです。


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