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第28話 地下資源の正体
一行は、再び毛無峠にいた。
今度は全ての警察官がスタンガンを持っていた。
核とやらの弱点が炎らしいので、火炎放射器も持ってきた。
毛無峠の霧は、まるで生き物のように揺れていた。
その奥に潜む黒ずくめの男たちの影は、 人間のものではなかった。
HEROは霧の向こうを見つめながら言った。
「博樹。 黒ずくめの男たちを生み出している“核”は、ブラックタンクマンが言っていたように、この地下にあると思う」
「それをいうならば、イエロータンクマンじゃない? ってHEROは今、冗談を言ったよね」
「それはともかく、そんな下っ端でさえも液体化する能力を持つ粒子の集合体であり、人間形態への再構築ができる。……あれは地球の技術じゃない。宇宙から来たと言っていた。それならば”核”は恐ろしい敵なのかもしれない。」
HEROは地面に手を触れた。
「この地層……普通じゃない。人工的な空洞がある」
「人工的……?」
「うん。 自然にできた洞窟じゃない。誰かが掘った跡がある」
博樹は息を呑んだ。
「誰が……?」
HEROは静かに答えた。
「人間だよ。しかも、かなり昔に。黒ずくめの男たちの”粒子”や”核”は、人間が掘り当てた“未知の物質”なんだ」




