次なる世界へ
東京を襲った未曾有の危機を完全に看破し、再び平穏を取り戻したクロノたち。彼らの活躍は、日本の表舞台には決して出ないものの、裏社会や政府の最高層では「都市伝説の救世主」として深く刻まれることとなった。
数日後、再びあの次元の裂け目の前に、クロノ、ガイル、ルナ、ジード、そして新たに仲間に加わった千代の5人が集まっていた。
「東京のシステムも完全に安定しました。どうやら、僕たちの次の『正解』は、また別の次元が呼んでいるようです」
クロノが静かに告げると、千代が和服の裾を翻しながら一歩前に出る。
「どこへ行こうと主に付き従うのみ。私の刀は、すでにあなたの見据える未来に向けられている」
「ガハハ! 新入りも気合いが入ってていいじゃねえか! さあ、次はどんな世界が相手だ? どんな不遇職が来ても、俺たちの連携で一瞬で神域まで駆け上がってやるぜ!」
ガイルが大剣を叩き、ルナも自信満々に微笑む。
「そうね。クロノの『看破』と私たちの力があれば、どんな盤面だってただのゲームみたいなものよ」
ジードも影の中で不敵に笑い、全員がクロノの背中を見つめた。
「ええ。どんな世界で、どんな理不尽が待っていようと――僕たちなら必ず、最高の『正解』を導き出せます」
クロノの瞳が、次なる異世界の法則を捉えるように青く輝く。
万能の少年と、彼に命を預ける最強の仲間たち。次元の壁を越えて紡がれる彼らの無双譚は、これからも終わることなく、新たな伝説の1ページを開き続けるのだった。
(ニホン編・完)




