我慢比べ、そして決着
木へと思いっきりぶつかる、ソラの背中へ衝撃が走る
ボスゴブリンをみる、魔力を込めてパンチした場所を抑えながらこちらへと向かってきている
見たところボスゴブリンの命は長くは持たないだろう
だが、人を食べれば話は別だ、モンスターは人を食べると体力や、体の欠損した部位を即座に再生し、能力を入手する個体もいる
ソラはもう限界である、骨が所々折れており、魔力切れで今にも意識を飛ばしでもおかしくない、そんな状態である
死が歩いてくる、だがソラは諦めない、生存本能から感覚が研ぎ澄まされ、冷静になる
研ぎ澄まされた感覚から1つ、何かを体からみつける、それは魔力に似た力である、だか、それは似てるだけで魔力ではない
体に魔力に似た力を込める、魔力では無いため体が強化されるかすら怪しい、でもやる価値はある、そう思い力を振り絞る
意識を落とすか攻撃を通したら負け、攻撃を通さずにボスゴブリンの絶命まで耐えれば勝ち
お互い命をかけた我慢比べが始まる
ボスゴブリンがゆっくり近ずいて来る
5秒後ボスゴブリンが目の前にくる
ソラは魔力に似た力の出力をあげる、少しでも生き残る確率をあげるために
20秒後ソラは、意識を落とす
「ふんふんふーん、お兄ちゃんまだかなぁ?
それにしても!、朝早くから行って、お外が真っ暗になっても全然かえってこないよ!」
お兄ちゃん可愛いしもしかしたら攫われちゃったり…もしかしたら、依頼に失敗したのかもなどともしもの事を考えると涙が出てきてお兄ちゃんのことが心配になる妹ちゃん、冷えた料理を前に
「お兄ちゃんのバカ」
と呟くのだった




