知らぬかった
今僕はウミカと一緒に冒険者ギルドに来て報酬を受け取っていた
「依頼達成ですね、報酬はこ、ち……え!ソラちゃんパーティー組んだの!」
「そうなんですよ、歳が近くてそれで成り行きで」
「そうだったのね、ソラちゃんをよろしくお願いしますねウミカさん」
「ええ、任せてください」
それから僕たちはしばらくの間共に依頼を受け続けた
そして、僕はついにレベル3の魔法式も完成させた、あまりの嬉しさにスキップしながらウミカの所へ向かう
「おはよう、ウミカどうしたの?」
ウミカは真剣な顔をして手元の紙を見ていた
「ん?あぁ、おはようソラ、それがね、この街に大賢者が来るそうよ」
「大賢者?」
「そう、その圧倒的な魔法と能力から彼は大賢者と呼ばれているわ」
「能力?」
「え、もしかして能力を知らないの?それじゃあ、気術は?」
「知らない」
「魔力以外何も知らないのね、しょうがないから教えてあげるわ、この世には3つの才能があるわ、1つ目が魔力、2つ目が気術、3つ目が能力よ、この中で能力はぶっちぎりの大当たりよ」
「へぇ」
自分の持ってないものだから少し嫉妬する
「1番数が多いのが気術で、その次が能力、最後が魔力ね、大賢者様は持っているだけでもレアな才能を2つ、それを2つとも極めているちょーすごい人なんだよ」
「ふーん」
もっと嫉妬する
「なんでそんなにプリプリしてるの?」
「してないよ」
色々話しながら大賢者のいるところまでウミカと一緒に向かう
「そういえば大賢者はなにしにここに来るの?」
「なんか、指名手配をしに来るらしいわ
「指名手配?」
「危ない人が現れたらしいわ、大賢者の火と雷を使いこなす仲間もやられたとか」
「なるほどね、そりゃ確かに危ないね」
「特徴としては銀髪で女の子らしいわ、ちょっとソラに似てるね」
この前襲って来た人に少し似ているななんて思ったがまさかね
「大賢者がお通りになる!道を開けろ!」
誰かがそう大きな声を上げて大賢者の乗った馬車がやってくる
大賢者というものだからおじいちゃんが来るのかと思ったら20歳くらいの若い人が乗っていた
「さっさと道を開けろー」
そこで大賢者と目が合う
まとう雰囲気があの襲ってきた人に似ていた、ニコッと笑っていたが「見つけた」と目で言っているような気がした




