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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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呪縛

結構実話だったりしてます

その日、やはり俺は呼び出された。


場所は、あの家。


そして目の前には——


たぬき。


「おまえ、どう責任取るつもりだ」


真っ赤な顔で、たぬきは俺を睨みつける。


本当なら、言いたかった。


——DNA鑑定をさせてください、と。


だが。


そんなことを口にした瞬間、

何が起きるかは想像できた。


だから俺は、言葉を飲み込んだ。


「……結婚を前提に、お付き合いさせていただきます」


気づけば、そう口にしていた。


それがどれだけ重い言葉かも、

わかっていたはずなのに。


その後は、長い説教だった。


内容なんて、ほとんど覚えていない。


ただ——


逃げられない、ということだけは、はっきりしていた。


家に帰ると、彼女が待っていた。


全部、話した。


隠しても意味がないと思ったからだ。


彼女は、何も言わずに聞いていた。


そして——


パシン、と音が鳴る。


頬に、強い痛みが走った。


「最低……」


涙をこぼしながら、そう言って、


彼女はそのまま家を出ていった。


止めることも、できなかった。


次に向かったのは、実家だった。


事情を話すと、親父も母親も、


ただ一言。


「あーあ……」


呆れたように、そう言った。


叱られるより、きつかった。


そして——


後日、たぬきから連絡が来た。


「うちを継ぐなら、結婚は認める」


その一言で、すべてが決まった。 


そういえばみゆきはわたし妊娠しにくい身体なのと言っていた、それも罠だったのかもしれない。


逃げ道は、もうどこにもなかった。


これは——


呪縛だ。


一応ファクションです。

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