やっちまったー!
今回もありがとうございます。
やっちまった——
そう思ったのは、何度目だろうか。
気づけば俺は、みゆきの家に呼ばれ、
しょっちゅう通うようになっていた。
朝はパチンコ。
そのあと、みゆきの家。
仕事をして、またパチンコ。
そして——また、みゆきの家。
そんな生活だった。
……本当は、行きたくなかった。
俺には、彼女がいた。
普通に付き合って、
普通に笑って、
普通に未来を考えてくれる——そんな彼女が。
その顔が浮かぶたびに、
足が止まりそうになる。
それでも俺は、みゆきの家に向かっていた。
止められなかった。
そして、さらに状況はおかしくなっていく。
みゆきには、別に彼氏がいた。
しかも
会社の上司と、不倫関係。
……意味がわからない。
俺は、なんなんだ。
そう思う間もなく——
ある日、みゆきが言った。
「子供、できた」
……は?
頭が真っ白になる。
終わった——
そんな言葉がよぎる。
そして、次に浮かんだのは——
……誰の子だ?
みゆきは、迷いなく言った。
「あなたの子だよ」
……嘘だろ。
信じられるわけがない。
あいつには、他にも男がいる。
しかも、不倫までしている。
それなのに——
「もう、お父さんにも話してあるから」
その一言で、背筋が凍った。
たぬきの顔が、頭に浮かぶ。
——終わった。
また読んでください。




